初めて田平天主堂に来たとき、バスの窓から突然見えた
緑の草原のむこうのレンガ色の天主堂の風景は、背筋が震えるほどに衝撃的だった
天主堂の東側は、県の農業試験場か何かの畑になっていて
その畑は行く度にその様子を変え、そして畑の中から見る田平天主堂の風景は大陸的で
いくら歩き回っても飽きなかった
夕方平戸口へ戻るバスの時間までそこにいざるを得なかったけれど
時間はあっという間に感じられ
来た頃は青かった空もいつしか西の方から色が変わってきていた

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