知床の海編

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2002.10.14

合宿3日目「最後はオショロコマ」

 今回は、3連休で北海道遠征を組んでいるので今日が最終日。3日間というのはほんとあっという間ですね。さて、今日は、どこでシャケを探そうか。シャケワゴンは一路海沿いを走ります。北海道の道は、どこに行ってもまっすぐで、気持ちいいぐらいスピードが出ます。シャケを探しているはずが、いい景色に目を奪われてしまいます。知床の海を眺めていると、海の向こうに国後島が見えます。地図で見ると遠い感じがしますが、北海道からだと25`ぐらいの距離に位置するんですね。ほんと近いです。

 ぐるぐる知床を回っているとあっという間に時間が過ぎて行ってしまいます。また、お昼まで竿を出さずに来てしまいました。お昼は、海沿いのラーメン屋。熊の置物が飾ってあり、近くでもよく本物の熊が出るとラーメン屋さんのおばさんが言ってました。ラーメンを食べながら、さあ、これからどうするということになり、最後にオショロコマでも釣りますか。と意見が一致した。

 短めのロッドを握り、知床に流れる河川に入りました。みんなでポイントらしきところを2002.10.14siretoko.jpg (72938 バイト)探っていくと、それぞれがロッドを曲げて行く。私だけが少し出遅れてしまったが、何とか一匹目がゲットできると、その後は、何とか楽しめました。しかし、尾根のほうを見ると確かに熊がいつででもおかしくない様子。これは、一人だったらかなり恐いかもと思いました。飛行機の時間もあるので午後4時には納竿となりました。

 さあ、シャケワゴンは女満別空港に急いで戻ります。オショロコマ釣りの後、着替えもほとんどせず車に乗りこんだので、ウェダーも脱ぎっぱなしでワゴンにつんであります。そこで、途中道端に止まって着替えました。みんな恥ずかしがってなんかいられません。どんどん着替え、荷物を整え、再度、シャケワゴンのエンジンをかけ空港に向いました。何とか、買物をするぐらいの時間を残して空港に到着。そして、羽田空港に飛び立ちました・・・

 この旅は、題名のように合宿のようでした。朝から晩まで釣り三昧。海に向ってキャストしたと思ったら、川にキャスト、夜は夜で防波堤でワームをキャスト。奥の深い釣りができました。みんなで釣りに行くと何かしら足りない物があってもだれかが持っている。釣り方が分からないとだれかが教えてくれる。ほんとに助かりました。シャケには出会えなかったけれど、大きな声でいつも笑っていました。

 

2002.10.13

合宿2日目「再確認」

 2日目のスタートは、シャケ探しから始まりました。そんなわけでシャケワゴンは、5人を乗せて知床の海を走ります。橋を見かけては、その下を覗くのですが、あまりいい感じではありません。確かに、数匹のカラフトやシャケを確認することはできるのですが、海のほうを見てみるとその姿を見ることはできません。途中、景色のいいところで記念写真を撮ることが楽しくなってくるほどでした。

 そうこうしているうちにお昼の時間になってしまい、どこかで釣りをしないとダメというこ2002.10.13siretokoとで、アメマスを狙うことにしました。ロッドは、7.6ft#4。今までシャケ用の9.9ftを握っていたので、とても軽く感じました。とりあえず、沈めたほうがいいでしょうということになり、ニンフを結んで出発。しかし、私は、どうしても上で釣りたくなって、ドライを結んでしまいました。開始早々、ワイさんがアメマスをヒット。これはいいぞと思ったのですが、私のほうは、芳しくありません。ライズを見かけたのは、一度だけでした。それでも何とか釣った岩魚は、それはそれは小さなモノでした。3時間ぐらい上流に向かって釣って行ったのですが、ここまでにしてひとまず納竿。また、シャケワゴンに乗り海沿いを走ることに・・・

 また、知床沿いの海を走ると数人の方が海に向ってロッドを降っている。ひとまずここでやろうということになり、サーモンフライをまだ見ぬシャケに向ってキャスト。何度も繰り返すが、当たりすら感じることができなかった。徐々に日も暮れ水平線に太陽が沈んで行く様子を見ることができた。地球が丸いことを再確認。シャケの気配がないことも再確認でした。さあ、旅館に戻りましょう。

 旅館に戻り、夕食、お風呂冷えた体を温め、さあ、夜釣り。シャケワゴンは、メバルワゴンとして夜も休みなしです。当然私たちも休みなし。昨日覚えた釣り方でワームを流しこみます。一投目でメバルをゲット。ニ投目でもメバルをヒット。三投目でもメバルを・・・という具合によく釣れました。5人で相当数釣ったのではないでしょうか。あっという間に準備した発砲スチロールの箱は、満杯になりました。今日も星空がきれいでした。よく考えてみるとここまでで一番釣った魚は、メバルではないでしょうか。星に願いを「明日こそシャケを拝ませて・・・おやすみなさい。」

 

2002.10.12

合宿1日目「シャケワゴン」
 「北海道行く?」そう言われたのが常陸に向う車中であった。「北海道って北海道ですよね。」という感じの返事をしたのを覚えている。あれから2ヶ月が経ち、本当に今年2回目の北海道に行く日がやってきた。例年の北海道は、旭川、釧路の空港を利用するが、今回は、女満別空港を利用して網走知床方面を攻めることになっていた。網走・知床・10月といえば狙うはシャケ。久しぶりに9番のロッドをバズーカーに詰め込んだ。そのバズーカーをかかえて、羽田空港に向う。今釣行は、5人の男集団である。みんながそれぞれバズーカ−をかかえて大荷物で搭乗手続きをしている姿は、他の場所とは異なり独特な雰囲気を出していた。今日から3連休ということで北海道便はどこも満席で、もちろん私たちの乗る女満別行きも満席状態であった。

 朝早かったせいか飛行機の中では思わず居眠り。そのうちに、飛行機は、女満別空港に到着。手荷物の受け渡しもスムーズに行い、後はレンタカーを待つばかりとなった。ブロロロロ・・・白い大きなバンが私たちの前に止まり、男五人は、シャケワゴンに乗りこんだのでした。

 シャケワゴンは、まず釣具屋さんで情報収集とメバル用のワームを購入することに。天気もよく思ったより気温もあり半袖でもいけるようでもある。シャケワゴンは、海沿いを走る。この海のどこかにシャケの大群がいることを願いながら・・・まずいくつかの流入河川をチェック。橋の下を覗くと数多くのシャケは確認できないが、何とか泳いでいる。しかし、その数は少なすぎる。とりあえず竿だけでも出そうということになり、タックルの準備を進める。

 海岸のほうまで降りてみると、もうすでにルアー竿を持った方がたくさん釣りをしていた。2002.10.12siretokoその中に混ざり、一生懸命にキャストと思ったのですが・・・どう見てもシャケが来ているように思えない。その雰囲気が感じられない。波の中をサーフィンしているシャケがいないのである。待つこと1時間2時間と時間が過ぎていくと・・・なんとかライズをする魚が現れてきた。みんな待ってましたとばかりにキャストを繰り返すが、大きくロッドを曲げてくれる魚はいない。ルアーの方はエサ釣りのほうで何とか2、3匹あがっているようである。結局、この日私たちのロッドを満足のいくまで曲げてくれる魚は出没しなかった。よーし明日だ。みんなまだ明日があるさ。と気持ちを切り替えて納竿。

 今日泊まる旅館に着いたのが6時ごろであった。少し早目のお風呂と食事を済ませ、ほんの一息。「さあ行こう」「どこに行くのですか?」「釣り」「!」そうだった釣具屋さんで夜釣用のワーム買っていたんだ。午後7時メバル釣りが開始。まさに合宿である。始めて釣るメバルは、思ったより簡単に釣れてしまった。ワームを海底につけ、ゆっくり巻いてくると釣れてしまう。みんなよく釣っていた。サイズもそこそこのものまであがる。9時過ぎまで遊んで満足して合宿初日は終わったのでした。満天の星空の下で流れ星がたくさん見れました。流れ星に願いを「シャケシャケシャケと・・・」