2002道東編

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2002.8.25

最終日 「3:6=晴:雨」

 いよいよ最終日。今日こそは、いい天気だろうと外を眺めるとそこは曇りだった。まあ、雨さえ降っていなければいいでしょ。ということで遅目の朝食をとりながら、ゆうあんの村上さんと会話を交わす。「昨日すごかったね。雷と雨と地震」と村上さん。「えっ」と私。「午前3時ごろすごい雷がなっていたよー」「えー」と私。もうここまでくれば何でもいいという感じです。

 とりあえずチェックアウトをすまし車に乗りこむ。どこも増水だろうということでとりあえず走らせながら2002.8.25hokkaido.jpg (47536 バイト)考えることに・・・携帯を駆使して情報をかき集め、なんとか入渓できるところを探し準備を始める。すると、また、ポツリポツリと雨が空から降ってきた。「えー」と思いながらも半渇きのレインウエアを着こみ、エルクでたたいていく。すると、1匹のかわいい子ニジが挨拶に来てくれた。その後は、増水の中をアウトリガーで探っていったが反応がなく2002北海道釣行終了。

 「雨かー」と何度つぶやいただろうか。今年の北海道は、ほんと雨ばかりであった。レインウエアは、毎日のように酷使され、休む暇さえなかった。川は増水し、コーヒーが流れているようだった。しかし、そんな中でもガイドさんたちの力で釣りをすることができた。もし、ガイドさんがいなかったら、本当にどうしていいかというところだろう。50センチオーバーのレインボーをねらいに毎日、雨の中キャストを繰り返した渚滑川。釣りに行った川が大増水の為出会うことができなかったオショロコマ。思いもよらないところから飛び出した37.5センチのレインボーの引き。おいしかった旭川のラーメン・・・といろいろと思いは募る。結局は、すべてを楽しんでいたのだと思う。来年はどんな顔を見せてくれるだろうか。北海道!!懐が深いところである。お願い来年は6:3=晴:雨ぐらいで・・・

 

2002.8.24

第8日目 「ヤマメの川?」

 さあ、今日もがんばるぞーと窓を開けると、雨、「またかー」もういいかげんうんざりするが、昨日に引き続いて支流に入ればなんとかなるだろう。もうそう思うしかなかった。車は支流筋を走る。願いが通じたのか峠を越えると雨も止み曇りに変わった。予想通り、支流は増水しているものの釣りにはなりそう。

 #10エルクへアカディスの黒を流すとが反応が鈍い。何度も流すと、一匹の魚がパクリとエルクを食べようとしているのが確認できた。フッキングさせようとロッドを立てるが・・・早合わせになってしまい、フライだけが空中に浮いてしまった。だめかっと思った矢先にもう一度着水したフライめがけて、先ほどの魚が追いかけ私の足元まで食べに来ている。「レインボー」はっきり確認できるほどの距離にやってきたそいつは、水中にもみくちゃになったフライをがむしゃらに引っ手繰って行った。驚きとうれしさで急いで左手はラインを処理し、右手はランディングネットの準備に取りかかった。大きくロッドを曲げたレインボーとの格闘を何とか追えランディングすると、32センチ。グットサイズであった。

 気をよくしてその後もたたいて釣りあがって行くが、思うような反応を得ることができず、別の支流へ。しかし、ここも同じようなもので、魚が顔を出してはくれない。#10のエルクだけが、増水した流れに乗ってくるのみであった。気がつくと雨もふりだし、レインウェアがもう雨をはじくのをいやがるように、体に染み込んでくる。一つのポイントを3回ずつたたき、大きく流すように心がける。すると、一匹のヤマメが、エルクを加えこんでいた。ニジマスばかりの川かと思っていたが、ヤマメが釣れて少し驚きを感じた。

 その後も同じような流し方でさらに上流を目指す。すると、大木が横たわったプールが見2002.8.24hokkaido.jpg (45389 バイト)えてきた。下流より、フライを流すと、水中からヤマメがフライを見に来てくれたが、フッキングせず。雨も強くなってきたことからここが最後のポイントになりそうである。ここは腰を据えて狙おうというこにし、何度もフライを流す。きちんとドラグがかからないとヤマメが見に来てくれフッキング。エルクからパラシュート系に変えるとさらに反応がよくなり、数匹の良型ヤマメに出会え、気持ちのよい締めくくりとなった。濡れた体で車に戻り、一路山道を下っていくと、支流の水かさも増え始めているのがよく分かった。コーヒーブラウンです。見事に。明日も心配です。

 

2002.8.23

第7日目 「晴れ間」

 やっと願いが通じました。窓から太陽の日差しが注いでいたときは、ほんとホッとしました。青い空と白い雲が懐かしく思えるほどでした。今日は、朝9時にゆうあんを出て、目的の川へと向う。本流筋は、増水で支流へと入る。濁りもなくやや増水ぐらいでのスタートとなった。

 入渓とともに橋の下を攻める。#10黒のエルクへアカディスをポイントに流しこむと、一投目からアタックがあった。初めは、慌ててしまいなかなかあわせることができなかったが、何とかフッキングしたその魚は、久しぶりの晴れ間を祝うかのように元気にジャンプを繰り返してくれた。決して広くない川幅を十分使うかのように、何度どもジャンプしたレインボーは、下流へと私を連れていった。7.6ftのロッドは、そのサイズに大きく弧を描き、とても気持ちのよいランディングとなった。早速記念撮影と計測。36センチの黒い斑点が多めのヒレピン。幸先の良いスタート。その後も同じポイントで数匹をゲット、これまでの鬱憤を晴らすかのように記念写真の枚数が増えた。さらに上流を目指す、ポイントごとに魚が顔を出してくれ、そのことに心地よさを感じた。

 「アッ・・・ヘビ。川に横たわる大木の上をゆっくりと体をくねらせながら横断していた。見事な大きなヘビ。これまでキツネ・鹿等は、会ったことはありますが・・・ヘビは初めてでした。ヘビに別れを告げ、さ2002.8.23hokkaido.jpg (55454 バイト)らに上流へと向けて歩く。木陰の水深のあることろが目の前に広がっていた。ここは相当いそうな雰囲気が一杯。早速エルクを流すと予想通り、元気の良い魚が顔を出す。でかいのもいるだろうということになり、エルクからマドラーに付け替え、フロータントたっぷりで流す。すると、ジュポという音とともに、元気の良いレインボーが出てきた。岸際に逃げようとする魚を引っ張り出す。すると今度は、プールへ木の下へ・・・格闘が続く。数分後、やっとの思いでランディングしたレインボーは、37.5センチ。この旅最高のサイズ。十分満足である。その後も数匹のレインボーを取ることができ、午前の部終了した。

 午後は、また、別の川の支流へと入る。熊のいそうな雰囲気プンプンで、先ほどの川よりも水量も少ない。とりあえずエルクへアカディスを流すが、なかなか、アタックがない。熊の雰囲気もかなりあるので・・・ここはそうそうにあきらめ午前中の川の下流へと戻る。下流では、ポイントごとに魚がいるという感じでなく、少し水深があるところを中心に隠れているようであった。結果、何とか一匹をゲットするにとどまった。しかし、今日は、天気もよくとても気持ちのよい釣りをすることができた。レインウエアーを着ないで釣りをしたの久しぶりでした。

 

2002.8.21〜8.22 第5・6日目 「HAPPY BIRTHDAY」
 それは、ジェットコースターに乗っているようだった。天気のせいか、すごくゆれました。プロペラを回しながら、がんばって旭川から釧路へ飛行機は、私を運んでくれた。バースデー割引で乗った私に「お誕生日おめでとうございます」と優しく声をかけてくれた。

 釧路に着くと、イーストロードの望月さんが待っていてくれ、今日泊まるホテルへと向う。望月さんの話によると釧路もここ4日間、雨が降りっぱなしであり、、どの河川も釣りができない状態であるということ、天気の回復を待って釣行予定を練り直すことを確認した。ホテルに着き、まず、私がしたことは、防寒具の購入である。なんとも寒い気温が12度である。例年気温が高く暑さ対策ばかりしていて、スウェットを持ってきていなかった私は、某量販店で購入を決めていた。レジですぐに値札をカットしてもらい、すぐにそれに袖を通していた。明日こそ晴れてくれよと願いながら早く休みました。

 さて、2日目の朝、恐る恐るホテルの窓を開けてみると、また、くもり、しかも風が強い。またかと思いながら出発の準備を進める。チェックアウトを済ませ、ホテルの前で望月さんを待つ私のSAGEのキャップを強い風が飛ばそうと吹きつけてくる。そんな格闘をしていると望月さんの車が見えてきた。一路、釧路から弟子屈へと向う。今日、お世話になるペンション「ゆうあん」さんへと着くころには、今度は風だけでなく雨も混じってきた。

 とりあえず濁らない河川へと向かうが、そこも、かなりの水量となっていてとても釣り2002.8.22hokkaidoをする状態でない。また、そこから車を移動させ、別の川へ、するとそこは、水量は多いが何とか釣りができる状態になっていた。やはり、何か釣りたいのが釣り師である。ライズも時折見せるが、うまくフッキングすることができず、なんとか岩魚の顔を見るのが精一杯であった。まあ、今日は、釣りができたことに感謝。そうそうに引き上げゆうあんでおいしい夕食をとりながら、明日の作戦を練りました。「明日こそ晴れてくれよー」(これで何日目だこの願いは・・・)