1988年、第4回 東京国際ファンタスティック映画祭 参加作品。
ザ・コップ
COP
サスペンス
1987. USA
私的評価 ★★★★★★★★★★

主演のジェームス・ウッズがプロデュースも手掛けるという事は、こだわりのある作品のはず!。
面白くないはずがない!ウッズ、40歳。男盛りのやる気の作品。
星10個の栄誉に見事、輝きます。
この刑事“ロイド・ホプキンス”は、ウッズがやらずに誰がやると言えるほどウッズのはまり役。
ラストのシーンは、もう、カッコ良過ぎて・・・。
その後、どんな処分が彼を待っているのか、心配してしまう。
連続殺人にしては、犯人の設定と動機付けが、やわな感じかな。もっと直接的なターゲットを、
狙わせてもいいと思うのですが、サスペンス上、複雑さが必要なのは、わかるけど。
その部分を大目に見れば、文句無しに面白い。
バックに流れる、サキソフォンのバラードが、これまた効いている。
この作品は、uRuの うらNo.1です。(もちろん おもてもあるよ。)

CASTING
STAFF おまけ チラシ
クイズ











CASTING
Lioyd Hopkins
ロイド ホプキンス
JAMES WOODS ジェームズ・ウッズ ジェームズ・ウッズ
欠点の目立つロイドの役を、得意のスピード感に、緩急をつけて演じて見せるあたり、さすが、脂がのってきたって感じ。ゲームの謎解きのように 手がかりを探すロイドの じっくりと考え被害者を絞り込んでいくシーンや、ひらめきを待っているようなシーンが上手に取り入れられていて、アクションにばかり走りがちなこの手の作品に、現実的な深さを加えている。またそのシーンのウッズがうまいのよ。チェリーパイ、うまそう!
刑事。 仕事は出来て認められてはいる、が、けっこうお構いなしの自分勝手。
みずから引き受けた殺人事件が、調べを進めるうち、以外にも連続殺人の流れの一つである事に気付いてしまう。解決へ向けて動き出そうとするが、上司は困惑気味。それがあおりとなって、強引な捜査で停職処分をくらってしまう。その処分中に、犯人と向き合う事に・・・。
Kathlean McCarthy
キャサリン マッカーシー
LESLEY ANN WARREN レスリー・アン・ウォーレン
少女趣味が、納得できるキャラクターは、ぴったり。
女性専門書店オーナー。差出人不明の 詩を 添えられた花束が、届くことを ひそかな楽しみとしている。
Dutsh Palts
ダッチ パルツ
CHARLES DURNING チャールズ・ダーニング 
これより10年前、『クワイヤーボーイズ』では、警官同士という設定で、ウッズと共演している。ふた回りぐらい細い、ダーニングが見られます。
以前はロイドとコンビを組んで捜査に当たっていたが、現在は、内勤のチーフクラス。昇格試験を受けている。昔のよしみで何かと、ロイドに捜査上のしりぬぐいを頼まれるが、いつも何とかしてくれる。
Delbert"Whitey"Haines
デルバート“ホワイティー”ハインツ
CHARLES HAID チャールズ・へイド
実は、この人も『クワイヤーボーイズ』に出ています。
ダーニングやウッズたち警官の上司で、部下思いの巡査部長役です。やはり、一回り細い体格です。今回のこの役、ウッズとのからみのシーン、うまい。
警官。調べを進めるロイドが、何かをかぎつけ眼を付ける。
Captain Fred Gaffney
キャプテン フレッド ギャフニー
RAYMOND J.BARRY レイモンド・J・バリー
署長。敬謙なクリスチャン。ロイドの腕は認めているものの、行き過ぎを懸念する。署長としては当然、署としての体面が優先する。
Joanie Pratt
ジャニー プラット
RANDI BROOKS ランディー・ブルックス
それらしいお色気は、お見事!
殺された、ジュリア リン ニーマイヤーと交流があった。ロイドに興味を持つ。
Bobby Franco
ボビー フランコ
STEVEN LAMBERT スティーヴ・ランバート
ウェブスター高校の卒業生。詩の趣味をもっている。
Jack Gibbs
ジャック ギブス
CHRISTPHER WYNNE クリストファー・ウィニー
ロイドの部下。新米だが、気の効くヤツ。
Jen Hopkins
ジェン ホプキンス
JAN McGILL ジャン・マックギル
ロイドの妻。この夫との生活に、将来の展望を見ていない。
Penny Hopkins
ペニー ホプキンス
VICKI WAUCHOPE 
どっちが子守りされているのか?賢い娘を演じてかわいい。前歯が抜けているのが、いかにも子供らしい。
ロイド、自慢の娘。8歳。
Lawrence"Birdman"Henderson
ローレンス“バードマン”ヘンダーソン
DENNYIS STEWART
チンピラ。ウェブスター高校の卒業生。











STAFF
Casting by
PAM RACK
Music by
MICHEL COLOMBIER ミシェル・コロンビエ
この3年前、『カリブの熱い夜』でも音楽を担当しています。
Edited by
ANTHONY M.SPANO
Production Design by
GENE RUDOLF
Director of Photography
STEVEN DUBIN スティーヴ・デュビン
Costume Designer
GALE PARKER SMITH 
Saxphone Solo
ERNIE WATTS
バックに流れるサックスでのバラードは、この方の演奏によるものです。
曲名が、判りません。どなたか、教えてください。
Exective Producers
THOMAS COLEMAN トーマス・コールマン
MICHAEL ROSENBLATT マイケル・ローゼンブラット
Based No The Novel
“Blood On The Moon”by
-原作情報-
JAMES ELLROY ジェームズ・エルロイ
『堕ちた天使たち』の「トラブル・シューター」の原作も手掛けています。
Screenplay by
JAMES B.HARRIS ジェームズ・B・ハリス
Produced by
JAMES B.HARRIS ジェームズ・B・ハリス
JAMES WOODS ジェームズ・ウッズ
ウッズ、始めてのプロデュース作品です。
Directed by
JAMES B.HARRIS ジェームズ・B・ハリス
やはり、監督がシナリオも手掛けると、完成度の高いものができる気がします。












おまけ

どうしても見落として欲しくない非の打ち所のシーンが一つある。

ストーリー中ほど、ダッチのデスクのシーン

ランチの後なのか、一個のパンを持ってデスクに戻ろうとするダッチを見つけたロイドが、
女性殺害未解決事件のリストをダッチのつてで、明日朝までに取り寄せてもらえないかとたのむシーン。
ダッチのパンをつまみながら話すロイド、つまんだパンを食べ終わって、話は続く、

カメラの角度が変わって、再びロイドをとらえた時、
ロイドの手には、まだパンがある。
あららららー。

消え物がらみのカット割りは、むずかしいですね。
ウッズは、つまみ食いのシーンがよくあるんですが、このシーンは、エディターも
涙を飲んでつなげたのかもしれません。
よーく見てね。

















クイズ

犯人がどこの誰なのか、それをロイドと一緒に解いていく進行ですが、
こいつが、意外と早くからロイドの周りを嗅ぎまわっているのです。
さて、一番はじめに犯人が、ロイドと同じシーンに姿をのぞかせるのは、どこでしょうか。






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