The Original
原作紹介


ここでは、ジェームス・ウッズが、出演した映画作品の原作本を紹介します。
映画と原作、比べられるモノでもないけど
"映画化"されるべき何らかの魅力があることは、それが証明しているわけで・・・
その魅力が、"フィルム"と同じなのか"本"とは違うのか
探ってみるのも面白そう!

ウッズを想像しながらシナリオ・ライター気分で原作を読んでみるのも・・・いいよね!
17作品の原作を紹介。


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並びはフィルムの公開に順じています。


フィルム・タイトル : 『追憶』


原作タイトル :
追憶


社会派ラブ・ロマンス・・・というジャンル分けをしたくなるストーリーですが・・・。曲の方が有名かな?!
ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』の舞台ストーリーは、著者ローレンツの代表的作品。
他にも『旅情』、『愛と喝采の日々』など映画作品とのつながりも多い。


著者
アーサー・ローレンツ/Arthur Laurents
1918年、アメリカ・ニューヨーク生まれ。シナリオもこの方が担当しています。


翻訳
中村能三


出版社
早川書房・980円


出版年
1978年


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フィルム・タイトル : 『クワイヤーボーイズ』


原作タイトル :
クワイヤーボーイズ


著者のジョセフ・ウォンボーは、ロサンゼルスで警官をしていた人です。
その当時の経験がストーリに盛り込まれているんだね。


著者
ジョセフ・ウォンボー/Joseph Wambaugh
元は、ロサンゼルスの警官。


翻訳
工藤政司


出版社
早川書房・1300円


出版年
1978年


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フィルム・タイトル : 『ホロコースト』


原作タイトル :
ホロコースト 戦争と家族上・下巻


このフィルムの脚本も手掛ける著者は、、1977年にエミー賞のテレビシリーズ部門・脚本賞を受賞。
作家、脚本家、映画のプロデュース・・・とフィルムの世界に係わっています。
ウッズの代表作『サルバドル』のプロデュースもしています。


著者
ジェラルド・グリーン/Gerald Green
1922年生まれ。シナリオも手掛けています。


翻訳
中村保男


出版社
パシフィカ・上・下巻ともに980円


出版年
1978年


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フィルム・タイトル : 『オニオン・フィールド』


原作タイトル :
オニオン・フィールド ある警官殺害事件


ご存知!若いウッズの出世作。"本"のタイトルでは警官の殺害事件だとけっこう中身が覗いてますが、
著者にとってはじめてのノンフィクション小説。米国では、1974年エドガー・アラン・ポー賞を受賞。
ん〜、読みたいねぇ。今となっては、古本で探すしかないみたいですが・・・。


著者
ジョセフ・ウォンボー/Joseph Wambaugh
元は、ロサンゼルスの警官。フィルムのシナリオも筆者自ら担当しています。


翻訳
村上博基


出版社
早川書房・1700円


出版年
1975年


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フィルム・タイトル : 『オニオン・フィールド』


原作タイトル :
オニオン・フィールドの殺人


更に文庫本としても出版されます。小説として人気があったということが理解できるよね。
映画化も納得だ!こちらも、なおさら古本で探すしかないみたいです。


著者
ジョセフ・ウォンボー/Joseph Wambaugh
元は、ロサンゼルスの警官。


翻訳
村上博基


出版社
早川書房・ハヤカワ文庫・680円


出版年
1983年


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フィルム・タイトル : 『ブラック・マーブル』


原作タイトル :
ブラック・マーブル


ウォンボー作品とウッズはこれが3作目!でもこの作品のウッズ、友情出演でちょっとしか顔を出さない。
ストリート・パフォーマーのバイオリン弾きの役。原作にも出てくるんでしょうか・・・。


著者
ジョセフ・ウォンボー/Joseph Wambaugh
元は、ロサンゼルスの警官。


翻訳
工藤政司


出版社
早川書房・1300円


出版年
1979年


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フィルム・タイトル : 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』


原作タイトル :
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ





著者
ハリー・グレイ/Harry Gray
リー・ヘイズ


訳翻
小林宏明


出版社
二見書房・750円


出版年
1984年


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フィルム・タイトル : 『ザ・コップ』


原作タイトル :
血まみれの月


著者ジェームズ・エルロイは、まだ子供の頃母親が殺害されるという事件に遭遇してしまいます。
10代後半からは、浮浪者同然の生活を送り、1981年「レクイエム」で文壇にデビュー。


著者
ジェームズ・エルロイ/James Ellroy
1948年、アメリカ・ロサンジェルス生まれ。代表作:「LAコンフィデンシャル」


訳翻
小林宏明


出版社
サンケイ出版・サンケイ文庫(海外ノベルス・シリーズ)・500円


出版年
1986年


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フィルム・タイトル : 『ザ・コップ』


原作タイトル :
血まみれの月


ロス市警のロイド・ホプキンスが活躍する3部作の第1弾がこの作品。
残る2作は、「ホプキンスの夜」、「自殺の丘」、ロイド・ホプキンス・ウッズを想像して読みたいね。


著者
ジェームズ・エルロイ/James Ellroy
1948年、アメリカ・ロサンジェルス生まれ。代表作:「LAコンフィデンシャル」


訳翻
小林宏明


出版社
扶桑社・扶桑文庫・686円


出版年
1990年


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フィルム・タイトル : 『ゲッタウェイ』


原作タイトル :
ゲッタウェイ


著者は、多くの職を体験し、N.Y.・ディリー・ニューズ、ロサンジェルス・タイムズなどの記者も経て作家に。
映画では、フィルム・ノワールのジャンルとなる原作を提供しています。


著者
ジム・トンプソン/Jim Thompson
1906−1977年、アメリカ・オクラホマ州生まれ。代表作:「内なる殺人者」


訳翻
高見浩


出版社
角川書店・角川文庫・485円


出版年
1994年


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フィルム・タイトル : 『カジノ』


原作タイトル :
カジノ
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『カジノ』の5年前に公開されたスコセッシ監督の秀作『グッド・フェローズ』もニコラス・ピレッジの原作。
やはり、シナリオもスコセッシと共に担当しています。


著者
ニコラス・ピレッジ/Nicolas Pileggi
フィルムのシナリオは、監督のマーチン・スコセッシと共同執筆。


訳翻
広瀬順弘


出版社
早川書房・ハヤカワ文庫・699円


出版年
1996年


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フィルム・タイトル : 『KILLER・第一級殺人』


原作タイトル :
全米メディアが隠し続けた第一級殺人


想像を絶するタイトルに唖然!なぜならば、ドキュメンタリーのルポルタージュらしいのです。なるほど!
フィルムではJ・ウッズ演じるパンズラムが書き残した事になっているんだけど・・・真実は、いかに・・・。
ショッキングな内容であるため アメリカでは300部の限定刊行だったとか・・・ほんとかなぁ?


著者
トーマス・E・ガディス/Thomas E Gadds
1962年公開のバート・ランカスター主演『終身犯』の原作もこの方の著作。
ジェームス・O・ロング/James O Long


訳翻
奥平謙二


出版社
エイチ・ツー・オー・カンパニー・1553円


出版年
1996年


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フィルム・タイトル : 『コンタクト』


原作タイトル :
コンタクト上・下巻


地球外生命学の先駆者でもある著者が、妻のアン・ドリューヤンと構想し書き下ろしたはじめての小説。
そして、著者においては8冊目のベストセラー。登場人物の関係などもフィルムとは大きく違うようです。


著者
カール・セーガン/Karl Sagan
1934 - 1996年、アメリカ・ニューヨーク生まれ。天体物理学者。代表作:「コスモス」


翻訳
池央耿
高見浩


出版社
新潮社・新潮文庫・上下巻とも590円


出版年
1989年


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フィルム・タイトル : 『ヴァンパイヤ・最期の聖戦』


原作タイトル :
ヴァンパイヤ・バスターズ


著者スティークレーの職歴は、車のセールス、私立探偵、レーシング・ドライバー、シナリオ・ライター、
プロフットボール選手、そして俳優も・・・多才なと言うか・・・多芸とも言える作家だよね。


著者
ジョン・スティークレー/John Steakley
1951年、アメリカ・テキサス州生まれ。


翻訳
加藤洋子


出版社
集英社・集英社文庫・600円


出版年
1994年


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フィルム・タイトル : 『アナザー・デイ・イン・パラダイス』


原作タイトル :
アナザー・デイ・イン・パラダイス


著者エディー・リトルは、バイプレイの俳優なんですよね。リー・マービンとも共演したりしています。
そんな著者にとってこの作品は、処女作!作家デビューとなる作品だそうです。


著者
エディー・リトル/Eddie Little


翻訳
岡山徹


出版社
ソニー・マガジンズ・1600円


出版年
1998年


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フィルム・タイトル : 『将軍の娘』


原作タイトル :
将軍の娘上・下巻


著者デミルは、アメリカ陸軍の中尉として4年間のベトナム戦争を経験します。その時書いていた日記が、
作家としての切っ掛けになっているとか。"軍隊"や"戦争"のエピソードが取り上げられるのも納得できるよね。


著者
ネルソン・デミル/Nelson Demille
1943年、アメリカ・ニューヨーク生まれ。代表作:「バビロン脱出」、「誓約」


翻訳
上田公子


出版社
文芸春秋・文春文庫・上巻581円、下巻543円


出版年
1996年


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フィルム・タイトル : 『トゥルー・クライム』


原作タイトル :
真夜中の視線


著者アンドリュー・クラヴァンは、この本名の他に"キース・ピーターソン"というペンネーム、弟と共同執筆を
する時は"マーガレット・トレーシー"というペンネームと、3つの名前を使い分ける作家なんです。


著者
アンドリュー・クラヴァン/Andrew Klavan
1954年、アメリカ・ニューヨーク生まれ。地方新聞の記者でもあった。


翻訳
芹沢恵


出版社
東京創元社・960円


出版年
1999年


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フィルム・タイトル : 『ヴァージン・スーサイズ』


原作タイトル :
ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹





著者
ジェフリー・ユージェニデス/Jeffrey Eugenides


翻訳
佐々田雅子


出版社
早川書房・1900円


出版年
1994年


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フィルム・タイトル : 『ヴァージン・スーサイズ』


原作タイトル :
ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹


映画の公開を受けて文庫本も刊行されています。


著者
ジェフリー・ユージェニデス/Jeffrey Eugenides


翻訳
佐々田雅子


出版社
早川書房・早川epi文庫700円


出版年
2001年


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フィルム・タイトル : 『サンキュー、ボーイズ』


原作タイトル :
サンキュー、ボーイズ


著者ビバリー・ドノフリオのデビュー作、且つ自伝的小説。ドノフリオ本人は意外とドリュー・バリモアに似てる。
???バリモアが似てるのか?・・・とにかく 二人は似てると思うよ。


著者
ビバリー・ドノフリオ/Beverly D'Onofrio


翻訳
鹿田昌美


出版社
角川書店・1000円


出版年
2002年


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