|
写真家、ロバート・メイプルソープ（１９４６〜１９８９）
|
|
エロチックさを投影した彼の写真は 展覧会が企画されるたびに問題提起され、
|
|
開催の延期や中止を余儀なくされてきた。
|
|
メイプルソープ死後、彼の作品展示会を企画し開催した
|
|
CAC（シンシナティー・現代アート・センター）と そのアート・ディレクターにも、
|
|
"わいせつ"とし開催を反対する側との戦いが待っていた。
|
|
物語は、裁判にまで発展したその判決当日の朝からスタートする。
|
|
メイプルソープが、どんな写真を撮って来たのか．．．よく知ることが出来る。
|
|
彼の被写体となった有名人の顔ぶれもすごいよ！
|
|
1990年当時の再現と "肯定"、"否定"を論ずる関係者のインタビューを交え
|
|
視聴者にも判断を問う型のドラマ。受賞も納得できるね。
|
|
CASTING
|
Dennis Barrie
デニス・バリー
|
JAMES WOODS ジェームス・ウッズ
|
シブッ！渋い！知的な役は、持ってこい！ どんな悪党を演じても"知的さ"をかもし出せる所がウッズが演じる意味のある所だけど．．．はなっから"知的さ"が必要なこういう役は、それでなくてもはまっちゃう！スマートに絞り込んだ感じの体型もファンにはうれしい限り！いい感じの中年キャリアを渋く演じてゴールデン・グローブ賞、主演男優賞ノミネートが更にうれしいよ。
|
|
|
シンシナティー・現代アート・センター、アート・ディレクター（館長）。「市民にすぐれた現代美術を紹介すること」を信条に展示作品を企画している。作品の芸術性を評価して企画し開催した「メイプルソープ展」が、"わいせつ"と抗議される。その矢面に立たされ被告の立場に．．．。応援と非難を受けながら、家族を守りながら、作品を芸術と決めるのは誰なのか．．．、主張して行く。
|
|
Sheriff Simon Leis
サイモン・リース
|
CRAIG T. NELSON グレイグ・Ｔ・ネルソン
|
どこかで見かけた顔だと思ったら『ゴースト・オブ・ミシシッピー』でアレック・ボールドウィン演じる検事補佐の上司役で出演していました。ナイスミドルな存在でしたが、今回は一筋縄では行かない灰汁も出してがんばってるよ。
|
|
|
シンシナティー市・保安官。元はといえばテレビレポーターのメイプルソープ作品に対する彼へのインタビューのし方に発端する所もあるこの事件、市保安官としてのプライドにかけて美術館館長のデニス・バリーを起訴する。
|
|
Dianne
ダイアン・バリー
|
DIANA SCARWID ダイアナ・スカーウィッド
|
ウッズと夫婦を演じる女優たちは、なかなかに芯の強そうな顔ぶれが並ぶんだけど．．．今回もそういう意味では、御もっともと納得の配役。クールな賢婦人ぶりがいいね。
|
|
|
デニスの妻。夫への非難が不当であることに強気で対応していても 自分や子供たちにまで及んで来た嫌がらせに我慢の限界が．．．。
|
|
Prouty
サイモン・プラウティー
|
REON POWNALL レオン・ポーノール
|
一瞬、チャールズ・ダーニングか？と勘違いするほど風貌が似ている。
|
|
|
検察官。"わいせつ"を決定付けたいところだが．．．、
|
|
Sirkin
サーキンス
|
DAVID HUBAND
|
|
|
Mizibov
メジボフ
|
JORDAN KATZ ジョーダン・カッツ
|
|
弁護士。バリーを弁護する。言論の自由は専門分野。しかし、メイプルソープの写真への個人見解は、別の所にある。
|
|
Albanese
アルバニーズ
|
R. D. REID
|
|
|
Lobb
モンティー・ロブ
|
MATT NOTH
|
こだわり感のあるエグイ顔立ち、一度見たら忘れない顔かも。
|
|
|
倫理問題活動家。特別な使命感を持って"わいせつ"な物の排除を行なっている。
|
|
Bosworth
ボスワース
|
RACHAEL CRAWFORD
|
|
TV・レポーター。「メープルソープ展」に対する取材インタビューを活発に行なう。
|
|
|
STAFF
|
|
Casting by
|
JANE JENKINS, c.s.a. ジェーン・ジェンキンス
JANET HIRSHENSON, c.s.a.
ROBIN D, COOK, c.d.c. ロビン・Ｄ・クック
|
|
Costume Designer
|
TAMARA WINSTON タマラ・ウィンストン
|
|
Music by
|
MARK SNOW マーク・スノー
|
|
Edited by
|
PETER ZINNER, a.c.e. ピーター・ジナー
|
|
Production Designer
|
ALICIA KEYMAN アリシア・キーマン
|
|
Director of Photography
|
HIRO NARITA, a.c.e. ヒロ・ナリタ
|
|
Produced by
|
MICHAEL MANHEIM マイケル・マンハイム
|
|
Wrtten by
|
ILENE CHAIKEN アイリーン・チェイケン
|
|
Directed by
|
FRANK PIERSON フランク・ピアソン
監督のフランク・ピアソンは、１９９２年に『虚偽 シチズン・コーン』も手掛けています。
ウッズと組むのはこれが２度目、納得の出来だね。
|
|