ごキチのお友達、落語とバレエ(こっちは観るし、演る!)をこなよく愛すきよまさんです。

 

自己本位レポート見てみれば8月から更新せず。。
うーん、ずぼらな私をお許し下さい管理人様。
心入れ替え・・マイペースで報告です(←ちっとも変ってないがな)

で、超忙しい毎日でしたので、あまり落語にいけずですが、行った
分からせレクトして、今回はダイジェストで(特筆のみの報告)お届けです。

 

【フレンドリー寄席】
2004年8月15日(日)14:00〜ワッハレッスンルーム
たま「(開口一番)」「千客万来」「質屋芝居」、 岐代松「親子酒」、吉坊「蛇含草」。

・・特筆すべきはたまさんの「質屋芝居」でしょう。
観る前から、期待半分、不安半分(←失礼)。だって今までの
たまさんの落語のキャラには全くない噺ではありませんか!
で、観ての感想は、「意外な事にいけてる」。。
テープではなくお稽古つけてもらったとの事で、そのせいか、見得を切ったり、
大仰な歌舞伎調のセリフもなかなか決まってました。いわゆる、くささはないけれど
そこが、すっきりしてて、テンポの早い落語はたまさんらしい。
ご本人曰く「改善してもっとええもん見せれる予感」との事でしたが、確かにそれを
感じる、エエ感じのネタおろしでした。

開口一番は新作で、今までの良いところをつなげて25分以上のネタに仕上げてありました。
今のたまさんの年齢にピッタリなネタで笑いどころはかなり満載。
新作はじっくり聞いてもらいにくいから(古典と違って辛抱できない!)
ギャグの配置が良かった。

ご本人もHPで楽しかったと書いておられた様ですが観てる側もそれが伝わる
明るい会でした。

【ゆのん寄席】
2004年8月30日(月)19:00〜京都ゆのんギャラリー 
こごろう「阿弥陀池」「質屋芝居」、紅雀「湯屋番」、雀五郎「手水回し」

台風で夜のダンスレッスンお休み、会社も早く終わったのを幸いとばかり落語へ。
・・・これで事故にあったらアホである。が、行って良かった!!

桂雀五郎「手水廻し」
トップはいつだって大変だと思うけど、淡々と(飄々?)「私こうみえても病気ではございません。」
を枕に噺へ。
頭廻す仕草がおかしい。長い頭が自然と浮かびました。
手水の水を飲むところ、リアルすぎてお腹一杯に感じたのは私だけ?
全体として、やや、淡々と語りすぎな感じでしたが、上手くまとめてました。

桂こごろう「阿弥陀池」
上がった瞬間「紅雀!」の掛け声にずっこける。(前は紅雀さんが先出たそうで)
「こんな台風の日に来られるとは・・京都の方ばかりでしょうが」の言葉に
心で(大阪です)と答える私。
この方の阿弥陀池実はお初です。が、が、このネタってこんなに笑えるネタだったのか・・。
あまりに噺知りすぎてて、笑えても薄い笑いになりがちだったんですが、今日は始めから
仕舞いまで笑い通しの大爆笑。調子ノリの頼りないアホを演じたらこの方って
表情・声・仕草共上手すぎ!可愛すぎ!お腹痛くなる阿弥陀池でした。
そして、大アクシデント。後ろの台の無い所に手をついて下まで転げ落ちてしまいました!
(ちなみにそれを見た紅雀さんは爆笑した!と後の高座でこごろうさんが言ってまた爆笑でした)
お怪我が無く良かったです。

桂紅雀「湯屋番」
容貌的に調子のりな若旦那は合うな〜と思ってましたが、こちらもこのネタこんなに
爆笑していいのか!というほどの爆笑。おかみさんにご飯ケチられる描写ではなんとも
情けない雰囲気がかわいらしく、若旦那が、湯屋番しながら妄想に入ると、格好つけてる若旦那
、色っぽい芸者の姐さんどちらも芝居っけたっぷりで、おかしくて、おかしくて完全に世界に入ってました。
この湯屋番は帰りの電車で、芸者の描写を特に思い出して、にやけて困るほど、私のツボにはまりました。

桂こごろう「質屋蔵」
勉強会でネタおろし聴いてから二回目。テンポが小気味良くなった感じ。
ネタおろしでは、良かったんですが、こごろうさんがこちらを伺う様な(気のせいかもですが)
気配を感じてたんですが、今日は余裕たっぷり。
この方は後半、離れに行く段からが特にギャグも盛り上がり、くまさん、番頭さんの駆け引き
どちらもの情けなさが際立ってエエ感じ。
後、道真公が出た時点でここめで笑えるのは凄い!彼の演じる道真公の情けないような
弱っち感じが、笑えて仕方なかったです。満足!

・・・この日ほど行って良かった落語会は珍しい!とるんるんしながら、暴風の中帰途につきました。。

【ハイブリット落語会】
2004年9月16日茶臼山舞台19:00〜
たま「佐々木裁き」「千両みかん」「※落語の試食会」、智之介「代脈」「マジック」。

笑福亭たま「佐々木裁き」
たまさんは子供の頃、白ちゃんみたいな子供だったんじゃないかと思われる自然な生意気っぷり。
途中途中でいれる解説も効いてて、この方の佐々木裁きは好きです(このネタが相当好きだし)
満足。

「千両みかん」
・・この会で楽しみにしていたのは「千両みかん」実は米朝さんで聴いて以来なので(しかも好きなネタ)
かなり楽しみにしておりました。
たまさんらしく、ぽんぽん小気味良いテンポ。番頭とみかん問屋のやりとりは、迂闊な言葉をすべらした
番頭に対して、商売の厳しさを感じさせるみかん問屋の旦那さんとでは格が違う事を感じさせる
ピリッとした場面になっており、緊張感があって良かった。
はりつけにびびる番頭は情けなさたっぷり。みかん持って逃げる程、頭混乱したにしては
みかん持ち帰った時点から、ちょっと番頭冷静では?という気もしましたが、(これはでも好み・解釈の違いかも)
とにかく笑えました。「崇徳院」よりこちらの方が好みの話です。

笑福亭智之介
マジックが思ってたよりはるかに本格的。客席からハンカチ借りたり字を書かせたりで
トリックが分からなかった。リングもなかなか手つき鮮やかで、思ってた以上に満足しました。

盛りだくさんで満足な会でした。しばし休憩(?)というのが残念。

・・・・どこがダイジェストやねん。自身で突っ込みましたのでお許し下さい。
以上、長い長い自己本位報告でした!

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今月は数えると結構落語行けるかなぁ〜と思いつつ
残業振り切りダッシュで難波へ。月例島之内寄席!が、受付で
いきなり「場内満員なんで、入れないかもしれませんから、まずは
中覗いて見て下さい」との事。
え〜!!ここまで来て観れないの〜!予約してるのに!!と思いつつ
覗くと後ろの椅子席と椅子席の間の通路がある!「座布団あれば見ます」
と図々しく要求し無事席につきました。で自己本位報告です!

【月例島之内寄席】
8月13日18:30〜、ワッハ上方レッスンルーム

桂まめだ「寿限無」
遅れたために、枕は残念ながら聴けず、ネタから聴く事に。
うーん、ごめんなさい、言い様はもの凄くぎこちない。演じわけもまだできてないかな〜
と言う感じ。が、何故か不思議に笑える。特に焦っていい間違えを直すと会場から
笑いが起こる。表情・雰囲気がとにかくおかしい。
サゲの前にサゲの様な拍手湧き、あせあせされて余計おかしかった。
最後は、無事さげに到達。前座さんとして十分温めたといった所。

桂よね吉「ちりとてちん」
枕はおなじみ米朝師匠ネタ。それでも「夏場は・・・ですね。」に爆笑。
そしてネタへ。
もう何回聴いたか分からない。この方でこのネタ。
で毎回笑う私は記憶障害か?!ただし、多く笑う所は毎回ちょっとづつ違ったり
するのですが。今回はわさびで「ほぉーっ!!」「呑まなしゃー無い」がテンポ
よく、あなご食べる所がおいしそう〜。刺身といい、この方食べる仕草が
上手い〜(なんか毎回言ってる気もするが)。竹がちりとてちんを食べた動作は
いつもよりあっさりした仕上がりでした。満足。

笑福亭伯枝「へっつい盗人」
去年逮捕された○○無道。確かにそっくり(こらこら)
ネタでは容貌にあった熊さんももちろん凄くいいが、怖がりの情けない
若旦那と幽霊がこの方に不思議なくらい似合ってる!!
熊さん演じてた時凄みの利いてた大きな目が、若旦那になるとなよなよとし、
遠慮して後ろから出る幽霊に至っては、おどおど思いっきりなさけなくなり
可愛くて仕方なかった。
体もびっくりするぐらい柔らかい線が出て上手いな〜と感じさせる高座でした。

桂文福「銭湯エレジー」
ネタが短いとかで、枕思いっきり長く。というか殆どこちらもネタですが。
大喜利の様ななぞかけネタや、行司の真似に歌にと盛りだくさん。(エエ声です)
ネタはちょっと設定苦しいかな〜と言う感じの話をギャグを混ぜて上手に惹き付け
てくれてました。ただ、お客さんに笑いの同意を求める系の言い様は
ちょっぴりずるい気も。(でもおもしろければいいのかな〜好みですよね)
ネタ的に言うとこれはサゲを言うために作った観有りに取れなくも無いネタという気もしますが。。

姉様キングス
初めて観ました。「怪しい者ではありません」に「めっちゃ怪しいって」と心で突っ込む私。
でもあやめさんて芸者姿似合う。ギャグっぽい白塗りでもきれいで色っぽい。
大人の女性って感じ。染雀さんもこれまた似合うのが余計怪しいが。
ドドイツは粋な所で、その後は端唄で現代を面白くちゃかしながら。弱冠夜ネタもあり
でしたが、クドクならずええ感じ。彦八まつりの裏メニューの「時価」は密かに爆笑。
(内容はここではとても書けない。。)
祭りの事を音曲に乗せて楽しく宣伝。気になる?さんまさんの出番は。。
報告出来ない内容盛りだくさんの楽しい漫才。
なんとなくホッと一息っぽい高座?でした。

桂春若「一文笛」
登場人物がこの方の声や容貌にぴったり。
爆笑というよりは聞かせるネタですから、じっくり聴いてましたが、笛を子供が
欲しそうにしてる件からは特に聞かせる。。
それだけにサゲの軽さが生きる感じでした。
トリに相応しい一文笛。満足。満足。

この会はいつも思うけどお客さんもよく受けるので余計笑い易い。
会場もええ雰囲気でなかなか満足な落語会でした。

・・中入の時、入りしな払ってなかった入場料を払った私でしたが、
取り忘れについて受付の方気付いておられなかった様で
その様子に(黙っておいたら良かったかしらん)とせこい考えがちらっと
浮かんだ私。が、この内容で1500円なら払ってOKと満足して帰りました!
(って普通ちゃんと払わなきゃ駄目なんですよ!もちろん)

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うーん、前回報告からえらく間空いてしまった。。
別にその間落語行ってないわけでなく、(でも、月4回ペースだから
やや、少なめかな??)福笑独演会とか、ハイブリットとか島之内とか。。
どれも行って十分楽しんでたんですが、慣れ?歳?疲れ?のせい?
人に「私の感想を聞いて!聞いて!」と言う気が薄れてました。。(まぁ夏バテです)
が、久々元気復活!となると、長々迷惑を顧みず、
書いてしまうのです。なので、読んでもええよと言う方のみお付き合い下さいませ。。

で、行って参りました!

【こごろうの会】
8月3日19:00〜、お初天神

桂ひろば「大安売り」
枕で、相撲取りの体格基準が甘くなったせいか
相撲取りに囲まれて、自身が一番でかかった事を披露。
口ぶりに笑わされつつ、噺へ。
この方は安定感が抜群。「負けてやりました」のちょっとふてぶてしい
言い様がなんともおかしい。雰囲気にぴったりあったネタでした。

桂こごろう「代脈」
・・言われて気付いた、今日は花火大会。。「皆さん寂しい方たちなんですね」
・・まさにその通り・・じゃない!この会、見に来れた幸せ者だもん!(なんか虚しく響くなぁ)
恐怖の記憶の話から歯医者の話、こごろうさんは○○○○な方が好みなのか。
(じゃ、私はぜんぜんタイプじゃないな〜。ちょっと悲しい?!)
弱冠珍しい下ネタ系は最後のほう恥ずかしそうに自信なくしゃべる所が余計おかしい。
代脈に関して、本日出はる雀松さんエピソードにも触れ、十分笑わしてくれた後、ネタへ。
調子のりで、あほで、おどおどしてるけどイキナリ偉そうなシュウタツ
(正式にはどの字が正しいのかなぁ)が最高。
もの凄く憎めないキャラ。羊羹への執着はこの方自身のもの?と思わせる。
食べてる姿もおいしそうすぎ!!ノビノビ屈託なく演じてる様は、
ここに出てくるキャラは地か?と思わせるほどの自然さとおかしさ。大満足。

桂雀松「親子酒」
前出のこごろうさんの話を受けての余裕の枕。で、酔っ払いの作り方へ。
目の据わり方が怖くておかしい!赤いほっぺたが本当に呑んでるかのようだが。
そのままネタへ突入。
うどん屋の親父さんとの酔っ払いの息子の会話「君の言い方には険がある」が
なぜかしら、かわいい。家へたどり着く際の奥さんに「会いたかった!」と言うぶりっこな笑顔にも
キュンとくるかわいさが。。ただ、今日はちょっといつもの飄々さが少なく
逆に力こもって感じました。これを是と取るか、非と取るかは受け取り側の好みですが。
なんしか可愛さ堪能の親子酒でした。

桂こごろう「質屋蔵」
質屋の説明、現在事情などを枕でおもしろく触れてネタへ。(銀座のお姉さんは凄いな〜)
熊ごろうが可愛い!足元みる丁稚の貞吉も憎めないキャラだし。熊さんへの要領を得ない
説明シーンは返しが多かった気もしますが。
離れに入る前のくもの巣「ジジっ」が私的には最高。逃げる準備ポーズや次々出る早間な
ギャグは南光さんを彷彿とさせ(実はわたしはあんまり似てると思った事なくて)
これまた大爆笑。ネタおろしだけあって、弱冠緊張の伝わるところはありましたが、
満足。

終わってかご無沙汰していた方々ともお会いでき、かなり嬉しい落語会でした。
次回も行きたいなぁ。。

以上、久々自己本位報告でした。

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仕事をほっぽってぎりぎり駆け込み、観てきました「ラクゴリラ」!
その甲斐は果たしてあるのか??!!(ちょっと昼のワイドショーっぽい口調か?)
今回は50回記念とかで口上と抽選会付き。
でもそんな事より(いや、それも楽しみだが)ネタを多数決で客が決めれる、
しかも超魅力的ラインナップ!・・そしてネタ下記報告の通りでした。
長い前置き付きの長〜い(いつもにも増して!)自己本位報告です!

※最後まで読まれる方は眼精疲労と肩こりを起こす可能性がございます。
読もうかいな〜と思って下さる方はぜひ、ぼちぼち読まれる事をお勧めします。


【出没!ラクゴリラ 50回記念】
2004年6月3日(木)6:30〜ワッハレッスンルーム

口上:
まずは全員が高座の上に居並び口上。一番は生喬さん!
この方は、もともと、押し出しや口跡が役者か?!と思わせる程良いので
堂々たる口上。内心で「わ〜こんなまじめにするんや口上って」と感心してましたが
自身が言い終わった途端「完璧や・・!福楽口上行ってた甲斐あった!!」
の一言に爆笑。次の花丸さんに「終わったかどうかはっきりせい!俺が次言い難い!」
と突っ込まれてはりました。。
そして花丸さん。まずはまじめに挨拶した所で成長について「昔は4人並んでも
互いの間に通路があったんですが。。このままサイズも変化すると一人は自然と
脱落と。。」に爆笑。こごろうさんは「50回ゆーてもだから何だっちゅう感じで
自然体でありがたくやります」と飄々とした雰囲気で語り、つく枝さんはしゃべってる最中に
お客が入ってくると、「いらっしゃいませ〜、空いております」とにこにこしゃべり、
全員に「ここはお好み焼き屋のカウンターか!?」
と突っ込まれてました。。とにかく味あり芸ありの口上にいきなり爆笑の連続。
そして気になるネタは・・

笑福亭たま 「兵庫船」
最近、体を引かす程のパワフルな落語がこの方少ない?と思ってたんですが
(弱冠落ち着いた感じが多かった)久々、メッチャパワフル!!
謎かけの際、「出来ます」のきーさんの表情も豊かで、後半部分の「ちぃっ」
と舌打ち&残念がるリアクションはこの方ならではの人の心理をついたおもしろいギャグ。
パワーと勢いと皮肉の効いた高座に満足!

林家花丸 「鉄砲勇助」
やったー!「其の2」に決定だぁ。
このネタってあんまし無茶笑える!って感じの話では無い様な気がしてましたが
彼ならやってくれるのでは??の期待からリクエスト!望み叶ってワクワクしながら
聴きました。
高座上がられた途端、「こんにちは」。枕無しのネタ入りでしたが、噺最中に「其の2に決定」
これだけホンマの話!が入ってました。
次々に飛び出すウソの連続(もちろんそういう噺なんですが)。様々な声を使い分け
表情もくるくる動き。。思いっきり満足。うそも爆笑も連続でした。

桂つく枝 「堪忍袋」
マクラではストレスが溜まると食べるものの組み合わせがおかしくなると…
そのメニューに爆笑。太りますよ〜。でもそれがまた可愛らしくて(羨ましい)いい!
しかし、しょっぱなの喧嘩の場面は中々ド迫力!(この方、声は、高くて細めなのに迫力あるわ〜)
熊はんとお咲さんの互いの愚痴の言い合いはどちらも人物分けきっちりでメチャいい味。
堪忍袋に叫んぶ内容「私の家の不満を言ってるだけですな」に爆笑。
どこまでもかわいいつく枝さんでした。

笑福亭生喬 「質屋芝居」
口上の時といい、この方は芝居的物言いが上手い!
丁稚や番頭どんの芝居の場面は本当に圧巻。(三枚目ちゃり役もきっちりこなすし・・)
丁稚にもどるといきなりキュート!?になるのも魅力です。
掛け合いの声は、口上の時「東西〜東西〜」と言われた吉坊さん(この人ってホンと芝居好きやなぁ)。
芝居の世界にどっぷり入った高座でした。

桂こごろう「高津の富」
この方の主人公は「飲み食いして適当に踏み倒してまえ!」と言う悪いお方やなく
金の無さに弱ってしまってる小心さ者の心理が表現されており、そこがニンに合ってる〜。
また、富が当たった際の反応に「分かる!分かる!」と頷きました。
「えべっさんのあほ〜」も健在。これ聴けて嬉しかった。。

この後のわいわい抽選会も、大喜利っぽく爆笑の連続。ホンと楽しめました。商品は当たらずでしたが。。
・・どんだけ書くねん!!と己に突っ込みつつ、今回本当に外れなし!!大満足な会。
やはり仕事さぼってでも(←おいおい)体力削ってでも行きたいわ〜。
ラクゴリラは特に大注目の外れなし寄席と改めて感じ、可能であれば大声で「良かったで〜!
落語大好き〜!!」と叫びたい夜でした。。

書き終わって見てみると、いつもと変らない長さかな〜。つまりはいつも
これ読んでくださる方は肩こりと眼精疲労感じてるのか。
うーむ、本当に読んでくださってる方、お疲れ様でございます。。

========

なんとちょうど1ヶ月ぶりの落語会報告!
そー言えば忙しくて、4月は2回だったし、5月も予定で4回しか落語に行けない!!
どうりで疲れてるハズだ。。落語不足による禁断症状かなぁ〜。
・・のっけにアブナイ人っぽい愚痴ですみません。
しかし、久々行って参りました島之内寄席の報告デス。

【まりあ寄席】
2004年5月16日15:30〜 京都聖マリア協会

続けてすみません。。本日行きたてほやほやの落語会。京都に、会社半休取って(←おいおい)
行ってしまいました!わーい!(ちょっと壊れてます。皆さん構わないで下さい。って誰も構わんか)

桂出丸「挨拶」
まずはこれは出丸さんの会ですので挨拶に登場。(お囃子が石段じゃないからあれっ?と思った
ケド納得)
今回で五回目、後ろまで満員のためマイク付きの説明。確かにぎっしり。
「雨の中お越し頂き、今回のお客様が一番ありがたいです!・・次回も言いますが」
に爆笑。軽く笑いとってお後交代。

笑福亭たま「資料室長 山寺瓢吉」
「次に出て参りましたんが・・。言いなれてない、始めに出て参りましたんがが、言い慣れてるんで」
で笑いとり、次に厳しく携帯電話の電源チェック。テロ関連のニュースにちなんだギャグもおりまぜ
(客席に、「皆さん気楽な方ばかり」と毒吐く系の枕は師匠譲り?)笑いとってすんなりネタへ。
このネタはこの方で何回か聴いてるので安心感あり。しかし師匠と言えども(と言うかあの師匠だけに)
よく人の新作を自分の物にできてるよな〜と毎回感心。(最初、彼の作品と思ってましたし)
いやみでうるさくて理屈っぽいマダムちっくな母親が最高。
切れまくってる山寺さんと森田もど迫力で、ちょっと噛み噛み?な部分も感じましたが
十分楽しめました。場も盛り上がって前座の役目果たす・・というか長さと迫力から
前座っぽくは無いなぁ〜という感じでした。

桂出丸「八五郎坊主」
ご飯食べてる所がおいしそうで、私にも一口!と言いそうになった。
茶漬け・・はこの方独自のギャグ?かなり爆笑。
上坊主が、お若い目の顔されてるのにぴったりなのがびっくり。
途中が弱冠の息切れ?感じましたが
声が迫力でもふんわかした心地良い落語でした。

桂雀三郎「胴乱の幸助」
今日の落語家の名前には由来があるとの事で
たまさんはご実家が玉突き屋だから「たま」、出丸さんは本名が真田なので
真田の出丸で出丸。そしてご本には・・どこかの落語会で言われる事あったら聴いて下さい。
(二度といわない可能性有るけど)
名前由来からすんなりつなげてネタへ。
アホとかしこの演じ分けが凄い。。そして相対ケンカの描写の所の迫力たるや。。
肥溜めに入れてもがいての動き・表情共オーバーなんだけど思いっきり笑える!!
後半に浄瑠璃語る件ではこれまた上手い!(基本的にええ声されてるからね〜)
幸助が京都の人に「大阪人は面白い!」と言われるシーンなど、この方独自
の胴乱の幸助という感じで大満足!本日の秀逸でした。

会としても満足し(客席で誰かが「ヒャッペラペン笑った」の言い方にこっちが笑った)
帰り近くで入ったグリルのオムライスが超おいしくてこちらも満足!心も胃も充実しつつ
帰途へつきました。。
三席やのに長いな〜。。都丸さんの一席やのに・・よりマシかな。
以上自己本位報告でした。

【月例島之内寄席】
2004年5月14日18:30〜ワッハ上方レッスンルーム

林家きょとすけ「時うどん」
出て来られて枕軽くふってるあたりは重い客席。。お若い感じだし、ちょっと大丈夫?
とか思っていました。。が、アホがうどん屋で食べる段になると何とも似合う!
ちょっとアブナイ感じがはまって客席も爆笑。特に三本のうどんを食べる件の目付きは中々。
客席も温まった感じでした。

桂春菜「任侠伝」
今日の島之内のお題は「私はこれにはまっています」だそうで
この噺は映画好きの春菜さんが作っただけに「映画にはまってなりきる人」
を扱った新作。
「極道の妻」に「高倉健」さんに「なにわ金融道」・・岩下志麻な春菜さんは
かなり色っぽくて笑えた。
映画登場人物の演技入るシーンがやや長い?と感じるところもありましたが
オチまできれいにまとまっていて安心して聴けました。

桂米左「たいこ腹」
枕でまずは野球に相撲のお知らせ。「役目はこれで終わりました」のお約束。
そして幇間さんと落語家の貴重度合いを、いろんな県や国をおりまぜその中で何人の割合で
生息してるかを言う例えが最高!(特に幇間が××国の首相と考えれば所は、現在の国際情勢に
ピッタリでちょっと皮肉なギャグが最高でした。←××は自身で想像してね)
そしてネタへ。。
上手いよ〜!!扇子の扱い抜群!!「ねこ様」とねこにまでべんちゃら言う最初の
件は、笑うのも忘れて聞き惚れる(で、ねこ様でドカンとくる)。
若旦那へのべんちゃらも、針を打たれると分かるや否や逃げ腰になる様も
この人もと幇間?どことなく色っぽくて調子がよくて、巧みに扇子を閉じたり開いたり
手元も綺麗!お座敷でこちらまで遊ばして頂いた様な落語。上方なんだけど
ちょっと江戸の香りがする粋なたいこ腹でした。本日の秀逸。

桂文也「小言幸兵衛」
お初ネタです。枕で店子と宿主の関係を分かりよく説明し、小泉さんの本日のニュースに触れてネタへ。
いやみな宿主の小言言う顔が本当にいやみで笑えた。
そして芝居噺の件になると歌舞伎な顔や仕草も織り交ぜ爆笑させてくれました。
特に、「心中になる。どう考えてもなる」の持って行きようが無茶苦茶なのに筋が通ってて
最高。オチまですっきり。

桂枝三郎「豊竹屋」
声にどすが利いてて義太夫の所が迫力。風呂に入ってる最初の
所は真っ赤な顔での熱演で本当にお風呂に入ってしてるかの様(単に暑かったのか?)
三味線部分が弱冠、声が同じく迫力ありすぎて対比としてほんの少し弱いかな〜と思われる
所もあったけど全般おもしろくて上手い!十分楽しみました。満足。

笑福亭福笑「熱帯魚屋さん」
癒しブームへの痛烈な皮肉と世情へのぼやき?からスタート。
さんざんきつーい表情で話て最後にひょっととぼけた様子がみえる
のが何ともおかしい。そして癒しの話はそのままネタへ。
・・この噺はこの方の新作ですが、他の人では出来ませんな。(まぁするとしても、お弟子さんのたまさん以外しないでしょうが)
としみじみしてしまう。はっきり言って筋はさして無いし、男の切れっぷりと無茶苦茶な被害のだしっぷり
だけみたいな感じの噺だが、先の展開読めても笑える笑える。
コメントが出来ない程、「とにかく笑わす!」の福笑ワールド炸裂でした。

・・久々書くと長い!!すみません!しかし今回のこの会は外れ無しの高レベルな会で
嬉しかった!!完全に落語の世界にトリップしたせいかすっきり帰れました!
これがあるから寄席通いは止めれない。。
以上まとまりない自己本位報告でした。

【桂吉朝独演会】
2004年4月14日18:30〜府立芸術文化会館

今月は私の落語会通いワースト記録です。(のっけに暗い愚痴ですみません)
なんせ、今回の会と来週のたまさんのハイブリット落語会の二回しか行けない予定・・。(ある種十分か?)
忙しいんだから仕方が無いけどへこんでます。が、がどちらも個性ある
選び抜かれた会じゃぁないか!!と気を取り直して期待に胸ふくらませつつ、
行ってきました今月第一弾「桂吉朝独演会」。今回も長〜い報告させて頂きます!

桂しん吉「鷺とり」
枕では、潔い程、携帯電話の注意を促す。「師匠にぶつけて鳴るので必ず切ってください」
に皆心当たりのあるせいか(前、断ち切れで鳴っててムードぶち壊しだったんですよね〜)
笑い。「鳴ったらその人皆でにらみましょう」には爆笑。
でサクッとネタへ。気楽なあほが鷺とりの方法考えてる部分、とぼけっぷりがいい。
また、そのアホを冷たーい目で見てる相方の受け答えの間も中々。
途中「鷺だけに詐偽におうたようなもんや」のところで一旦さげのような拍手がわきましたが
「まだオチちゃいます、続きあります」に更に笑いと拍手。前座の役目きっちりはたし、席あたため
退場しはりました。

桂む雀「雨乞い源兵衛」
「晴れの予報でもアメダス、しかも大阪弁に聞こえる」に爆笑。
某天気予報士のものマネ(似てる!)も入れネタへ。
この噺は前聴いたのもこの方だったかな〜。。
最初ちょっと声のトーンになれず(前出のしん吉さんがよく通る声だからかな)
聞き取りにくかったんですがすぐ噺に引き込まれました。
2回出てくる、勝手な庄屋さんの脅し部分の笑いが凄みがあってGood!
もともと枝雀さん得意のネタだったんでしょうか(私は枝雀さんをあんまり知らない。。)
雨降りの場面では「枝雀のまね」の派手なジェスチャーに爆笑。
ちょっとしか出てこないお花さんの鬼瓦の顔を容易に想像させるのは上手さ故。
(別にむ雀さんの顔は鬼瓦ちゃうし)オチまですっきり。

桂吉朝「地獄八景亡者戯」
きゃー待ってました!!本日のお楽しみ!!危うく「グレート吉朝!」と大向こう張るトコでした。
その位楽しみにしてた今回のネタ。なんせ噂は聞いてたけどお初なんです!(米朝さんのビデオは観たケド)
そんな興奮の私をいさめるかの如く、吉朝さん、開口早々「長いネタなんです。。
が、大ネタか?と言われるとそうでもないんです」とあっさり。
「余分な話しや筋に関係無いギャグは省きたいんですがそうすると話す事無くなるんで」に大爆笑。
そしてネタへ。
これは報告しようがない。ただおもしろい。ギャグは現代ネタドンドン取り入れてて米朝さんのとは
大分違う。現代的でスマートな笑いが随所にちりばめられてて、いかにも吉朝さんに似合いのネタ。
多少、間空き気味の所あってちょっぴり緊張?集中力が切れた?を感じる所がありましたが。
閻魔大王の顔は隈取りもしてないのに歌舞伎の化粧施したかのような顔!!凄い圧巻。
一時間以上のネタでしたが全く長さを感じずホンと満足でした!

桂吉朝「はてなの茶碗」
「長いネタの後ですし、時間も時間なんでかいつまんで手短に」のお約束ギャグの後
(しかしいつも笑うなコレ)あっさりネタへ。
油売りの茶碗もらう件、「割るぞ!!」「わ〜売る売る!」真に迫って爆笑。
番頭さんや茶きんさんとのやりとりもおもしろくて、長いネタの後だからか、吉朝さん自体に
リラックス感と余裕を感じる話しっぷりでした。
・・・地獄とこちらとネタの重さが違うから比べようもないけど、同じレベルの高さで
十分に満足させてくれました。

今回番組の組み方も良かった。「地獄」がラストではやはり疲れたんでしょうが
「はてな」がくる事ですっきり。しっかりしたデザートまで頂きながら胃もたれなしの大満足
フルコース料理といった感じ。
やっぱり吉朝さんはいいよ〜という超ありきたりな感想を胸に帰途につきました。
以上、地獄八景以上に長い自己本位報告でした。

 

【桂都丸はなしの会〜都丸一人会〜】 
2004年3月31日(水) / 場所:CHAKRA(チャクラ)

ちょっと続け様の更新ですみません。長い報告を続けては、
うんざりさせてしまいそうですが、読まれる側の方は
ぼちぼち読んで下さったらええんです。。
今回は最近マイブームの都丸さんの会です!

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会の報告の前にちょっと愚痴。
この会場行くのに迷う迷う。この日はお休みだったので
30分前に着く様に余裕みて出たのに、ぐるぐる回って気がつけば10分前。
目印のマンションの前にいるのに〜と半泣きで店へ電話すると
感じよく応対され無事店へ。もっと早く電話すりゃ良かったと思いつつ受付行くと
前のお客さんが次の会のチケット買いにあれこれ質問してて開演時間がせまってくる!!
くそ〜!早くしろ!!それかどけっ(←すみません、ギリギリの私が悪いんですが・・)と顔も引きつりがちでしたが
なんとか時間ピッタリに席につけてようやく一息つきました。

ジュース飲みつつ待ってると「ハリスのテーマ」(?だったかな。エエ加減ですすみません)で都丸さん
まずは私服で登場。帽子(キャップじゃない帽子)と揃いのデニムの上着がかわいい!
まずは会の挨拶。。そっから長い長い漫談?の始まり〜。高校野球で涙もろくなり何みても涙された
話し(しっかりオチ付き)、お好み焼き好きなかわいらしいお相撲さん(こないに可愛い食べ物が好きでは
強くなれそうに無い!)のいる相撲後援会について、そして近鉄バッファローズの後援会副会長してる話。

すでに40分。・・これって大ネタやがな。十分笑わして頂き、着物着替えるために都丸さん
引っ込まれた際には、帰れそうな満足度でした(変な意味じゃなく笑いを堪能したという事です)

・・そして袴姿で再び登場!
という事で本日のネタ「桜ノ宮」
本当に上手い面白い方で聴くとこの話は情景が目にうかぶ!
4人の読み合わせ練習の件ではまっちゃんの分け分からん読みっぷりに爆笑。
次の日の衣装描写も鮮やか、桜の宮で貞さんが来ず、不安げに「はじめてええやろか」
と聞く松ちゃんと「ええって」という寅さんの掛け合いのシーンはめちゃ可愛い!!
芝居はじまると松っちゃんの超芝居ががったくさーい演技も凄いが、きーさんと寅さんが瞬時に
演じ分けられていき、すごく入り乱れたセリフ回しなのに「今って誰のせりふ?」
という混乱が一切ないのが素晴らしい!
ほんまもんの武士二人もきっちり分けられて登場人物多い話し(しかも似た立場の人多いのに)
最後までわかりやすく演じてくれはりました。
雰囲気に春の桜満開な華やかさがあり、都丸さん一人分しか聴いてないとは思えない
重量感ある大満足な会でした。
次回のねずみも聴きたいな〜。。
余談ですが、お店は無国籍風の隠れ家っぽい素敵な場所でなかなか
他にはないおしゃれな落語会でした。(ちょっと系統はなごみ寄席っぽいかな)

・・一人会報告とは思えない長い長い報告になってしまった。。
文章をまとめる能力に相当欠けてるのか私は。
それだけ充実の会だったという雰囲気だけでも汲み取って下さいませ。
以上、今回は北浜での落語会の自己本位報告でした。

 

【上方落語勉強会】 2004年3月24日(水)

うーん報告順序が逆になっちゃった。
まぁ落語の記憶は私にとってするめの様なもの。
聴いた直後は感想が言葉にならず(だからアンケートは殆ど白紙)
日を追う毎に段々味わいが整理され深くなるのです。
・・誰に言い訳してるかよく分からないままに、というわけで(この言い回しもお約束になってきた)
今回は京都で聴いた落語会の感想です!

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桂ちょうば「鉄砲勇助」
このネタお初でした。。うそつきと言うよりは法螺吹きという表現が
ぴったり(ニュアンス伝わるかしら)。辻褄合わなくなるとひょっととぼける顔がかわいい!
調子のってちぎっては投げちぎっては投げの動作のリズミカルな動きも良く、
全てにおいて、ちょうばさん上手くなったな〜(なんかえらそうだな)と感心しておりました。
さげまできっちり笑わして下さいました。

桂米二「厄払い」
思えば今日の会って贅沢。この方が二つ目だもん。
この方は安定って言葉が実にしっくりくる落語だなあという感じ。
いつでも、どの噺でも米二ワールド。ふんわりゆったりした空気がある。
めでたいものを並べて読み上げる所は流れる様で心地いい。
笑いというより言葉の流暢さに感心させられる一席でした。

桂春若「新作落語・・お題の名付け親はあなたです」→「新撰組?」
上記に命名されたこの噺。上方落語協会の裏話?をおりまぜ、枕とも
ネタともつかない噺運び。春若さん自体は、サービス精神旺盛で、
ええ感じで笑わして下さるんですが、うーん、、正直このネタはまだ噺が
固まってないんじゃないかな〜。ネタとしてちょっとしんどかった。
小作田先生の今後の作りこみに期待ってところでしょうか。。

桂雀三郎「親子酒」
一緒に行った友人が一言「この人だけマイク使ってたん?」と聞く程の
声の通りと迫力。やっぱり上手い!笑わしてくれる!親父さんが寝るシーンでは
頭を思いっきり高座にぶつけ「ゴン!」の音にお客さんから「痛い!」の声(私も言いました)
・・酔っ払いが苛々させられない演じ方なのがいい!酔っ払いの演技って演者が入り込みすぎると
しつこくて苛立ってくる事があるし、かと言ってあっさりじゃ物足りない。この方のは絶妙で、酔っ払いが
可愛くおもしろい!親父さんと息子もきっちり違いがありつつ、親子感じさせてて笑い倍増。
本日の秀逸でした。

桂米吉「質屋蔵」
枕では「なんで私はトリなんだか、、いつもは15分で終わらす事ばかり
考えてたのに」で爆笑。
それにしても、久々このネタ!私は好きなんです、こういう大仰なネタをこの方で聴くの。
しかし、高座にあがった姿をみてちょっとびっくり。黒い着物に白い羽織姿。。うーん
米朝師匠が着そうな超渋い着物を着こなしての登場でした。。本当に同い年か?
この方は旦那さんが上手い。ゆったり落ち着いてて腹据わってる大家の旦那
を貫禄で演じてる。お咲きさんがお酒もらう「徳利貸しなはれ!きゅっとっとっとっ」の間は毎回
笑わしてくれる大好きなシーン。今回も外さず。大八車抱えた熊さんも憎めないキャラで
かわいかった。貞吉はちょっとひねすぎか?とも思いましたが何回も爆笑させて頂きました
・・爆笑炸裂の雀三郎さんの後にとりで登場だったのでちょっと
ドキドキ(別に私が心配せんでもエエケド)したましたが、貫禄で押し切ってました。

うーん、今回、贅沢と言えば贅沢、しかしちょっと最後疲れてしまいました。
なんせ、長いネタが多く貫禄の方ばっかりだったもんで。。
会としてはもちろん満足でしたが。
ちょっとふらふらになりながら帰途についた寄席でした。

 

【桂南光の噺を聴く会〜南光亭・ほんまちの会〜】 2004年3月26日(金)

色々落語会は行ってるんですが、行き過ぎて書けない状態です!
あぁ贅沢。。
で、久々に自己本位報告です。それにしても、文才無いのを感じるわ〜。
折角の感動的落語の世界が私の文で色あせる気もしますが、まぁ自己本位
とお断りしてるからいいか。。


南光亭は粒ぞろいでうれしい!しかも1500円でこじんまり(って言っても117名入場でした)
してるし。今回も楽しみなラインナップでした!

桂吉坊「軽業」
小学生に間違えられたり、ざこば師の息子と言われたりのエピソード披露の吉坊さんは
お歳を言うだけで(現在22歳!)お客が受ける相変わらずの可愛らしさ!
ネタは難しいものをと思いましたが、お古いところが大好きな方だけあって口上言いの所など
堂々としたもんです。軽業師の技を手で表現する際、(ここは笑いどころなだけに)
もう少し粘っこいサービスが欲しいかな〜とも思いましたが、前座の役目きっちり果たすといった感じでした。

桂こごろう「つる」→「相撲場風景」のはずが・・
枕で前出の吉坊さんいじり、特徴のある後輩・先輩噺家をうらやんでみたり
ラジオネタ、はげネタ、他の寄席で「つる」の予定が、練習してない「相撲場風景」
して、結構受けた話をし、「これ演りましょうか?」と演目変更。
しかしなかなに危なっかしく噛み噛みでさわりを話した所で「やはりつるします」
に爆笑。さらにつるがいかに短縮できるか話していよいよ「つる?」と思った所で
袖の南光師匠より「相撲場風景せい」の命令。これで客席はまた大爆笑。
ではともう一度やりはじめた所で「もう時間無いしごめんなさい!」で終了。。
うーん結局落語は一席とは違うけど、十分爆笑したのでこんなオチもいいかも。

桂南光「天神山」
枕で「前出の人間は私の弟子でしたが今日限りで破門です」に大うけ。
人と同じをよしとする日本人の話から違うを好む人→変人→ネタへ。
持って行き様が上手いなぁとまず感心。
ネタについても相変わらずおもしろく上手い。
おまる弁当の件、古と言いながら実は新品の所の言い様が好き。
あれだけだみ声で、こいとさんがしっとり女らしいのも驚きです。
やや言い間違いが多かったのがちょっと気になりましたが、
貫禄の一席です。

桂九雀「ラストソング」
題名から「歌?しかもポップス系の」とか勝手に思っておりましたが、辞世の句の事でした。
金に淡白なふりしてじんわり欲をみせる歌人がぎょろっとした目で表現され爆笑!
内容はなんか大喜利っぽい駄洒落を入れた短歌のオンパレード。
全体はあっさりした感じにまとまってました。

桂南光「饅頭こわい」
わーい!聴きたかったお初ネタ!(私ってお初ネタ多いな〜)
迫力のおやっさんは強面をたやすく想像させ、彼の怖い体験シーンはゾクゾク、
いやみですましたみっちゃんを演じてるときは、何故か顔が涼しげに見える・・
やっぱり上手いです。ただ、ちょっと私が疲れてしまい弱冠集中力に欠けて
饅頭食べるシーンあたりでは状況が想像できなくなったのが残念。。(自分のせいです。ハイ)

この後、お楽しみ抽選会があり、連れが当てて中身を少しわけてもらいました!
(ここでもこごろうさんは師匠から「今日までうちの弟子でした。。」と苛められて客は爆笑!)
この連れは落語お初でしたが「おもしろい!また行く!」との事。また「師匠クラスはやっぱり
迫力と話のこなれかたが違うね〜」とのコメントでした。
以上長々すみません。カットして下さっていいですよ。管理人様!

管理人より。
いいえ、こんな面白い文を限定会員(そんなんいたか?)しか読めないのに
カットしたらバチが当たる。
あなたのために用意させていただいたページですお好きなだけ書いてちょんだい。

【左(The)落語】 2004年3月16日(火)

きよまの自己本位報告第二弾。。う〜いいのかな〜こんなコーナー更新して。
しかし止められない限りボチボチ書き込みしてしまいます。

という訳で(どんなわけ?)行って参りました。今回は桂米左さんの会です。

笑福亭たま「宿替え」
今、私的にマイブーム1のたまさん。携帯の注意を入れたらとっととネタへ。
この方初めて聴いたのがこのネタでした。以来聴く事がなかったんですが、
なんかおもしろさがかなりパワーアップ!(ある種この方の濃さに慣れたせいもあるのでしょうか。。)
「・・言う手間でハイと言え!」でのオカミサンとのやりとり、演じ分けがはっきりしてて楽しい。
又風呂敷背負う場面での背中のそり具合はダンスで鍛えてはるからか?!お見事!
という感じ。(客席から拍手が出てました)
惚気の部分では、お得意?のお色気バージョンが、かなり濃くはいっており、客も引く程で、それ故
隣家の主人が引いてる様子がよりおかしくリアルに映りました。かなりインパクト大!な宿替えでした。

桂米左「天王寺詣り」
まだまだ落語はまり歴浅い私はお初ネタが多くて嬉しい!てな事でお初ネタ。
枕で前出のたまさんの声の大きさをいじり、続いて若村まゆみネタ(ぼやきか?)
そして米朝教についての布教活動をし、サクッと笑わしネタへ。
うーん、上手いっていう事はやはり観る価値あるな〜という上手さ(伝わるかな)。
立て板に水的な口調でしゃべるしゃべる。中身も見世物小屋
の件(くだり)があるせいか、話芸とはこう、古典芸能はコレじゃ!という感じで感心させられました。

林家花丸「電話の散財」
枕で「ラクゴリラ」に触れ、(アイドルユニットだそうです)と屏風の後ろからメンバーの三名が出てくる
サービス?!思わぬ飛び道具で笑わした後、内弟子時代の電話の応対について話笑わせ
「いつかネタに入ります」と言いながらすんなりネタへ。
このネタは林家のみに伝わる噺だそうで、堅物の若旦那と遊び人の親旦那の声から表情から
全く変えて演じて見せるのにはびっくり。全然大変そうじゃないのにサラッと人物分けして笑わせ
且つ迫力がある。かなりケッタイ(by米左さん)な噺でしたがこの方が演じる事で爆笑ネタでした。
私的には今回の秀逸。

桂米左「佐々木裁き」
好きなんですこの噺。こういう上手い方がされると心地良く聴けるし。
佐々木さん(なんか馴れ馴れしいな・・)はあくまで渋くて格好良く、しろちゃんはかわいい!
この噺は、小生意気なしろちゃんをいかに甘ったれなかんじでなく可愛く演じられるか
が面白さのポイント?と思うのですが、文句無し!でした。
裁きの場面でネタから外れて水戸黄門諸々の話が、延々続き、それはそれで、おもしろかったんですが、
多少、脱線部分(米左さんはこれを話したいために佐々木裁きをしたそうなのでこちらが本線かもですが)
長すぎたかな〜という気もしましたが、サゲまできっちり笑わしていただき満足。

今回は、タイプ、雰囲気、笑わせ方に至るまで全く違う三名が出演。ネタもかぶるところゼロ。
そしてそれぞれがインパクトあり。こーゆー会はお得な気分になれて嬉しい!
行ってよかったです。・・また長いですが挫けず読める方のみ読んでくださいまし。
(あ、でも、この最後の文を読んでる方は全部読んだ方ですよね。お疲れ様です・・)

 

【吉朝学習塾】 2004年3月10日(水)

この度、管理人1・5号さんから「自己本位報告書くスペース作ったよ」
とのありがたいお言葉に図々しく乗っかる事に致しました。
まぁ今まで人様の掲示板を荒らしてたので被害が最小限に収まるかも・・
というわけで(どんな訳じゃ)一回目は「吉朝学習塾」の報告です!
(こんな皆が行ってる会報告してすみません)

桂吉の丞「子ほめ」
まだ内弟子修行中のお弟子さん。この方のデビュー「東の旅〜発端〜」
見たな〜と思いつつ待ってるといきなり「吉朝一門の武闘派です!」でがつん!
確かに目付きの悪さ(いや鋭さ)といい立派な体格といいピッタリな表現。
長い噺が後に控えてるからか、それだけかまして笑いをとり噺へ。
・・正直、子ほめでコレだけ笑えると思わなかった。。このネタは
本当に年季若い方でしか聴いた事なかったせいでしょうが、上手さを感じる人はいても
笑える事はあんまりなかったんだが、全体早間めで人物描きわけきっちり。
基本はしっかりの正統派でありながら、存在感で笑わしてくれました。
予想外に(すみません!)ここでまず笑った感じ。

桂しん吉「二番煎じ」
枕ではチラシのこだわりに触れ、ついで噺につながる昔の火消しにふれ、軽く笑わしネタへ。
なんでもかんでも「宗助はん」と言われる事にうんざりな宗助さんが笑える。
しかしこの方の演じる宗助さんはご本人が男前なせいか、まとめ役としての
格好ええおじさんを勝手に想像してしまうな〜。
最後、見回り武士が来る頃にはちょっと息切れも感じたけど、綺麗な落語という感じでした。

桂あさ吉「茶の湯」
・・吉朝一門の飛び道具。。ってどなたかが枕で使ってはった言葉を思い出しました。
自身の講演でのオトボケ話と言う、なんら噺に関係ない枕で客をわかせネタへ。
いっつも感じるのは、この方、枕のときのほうが声がハリがある。。ネタに入ると最初
自信なさげに聞こえるのは何故!?が、それが味?になって引き込む引き込む。
今回のネタの旦那や、さだ吉の様に、おとぼけでまじめなキャラが、本当にニンにあってる。
回す作法は帰りの飲み会で真似しちゃいました。

桂吉朝「百人坊主」
枕は大人の余裕たっぷり。ごく軽く短くしゃべっただけですが、私で皆笑うでしょ!という
自信が凄く感じられる(勝手な想像ですが)。で、もちろん笑うのである。(そのままや)
トリの吉弥さんを軽くいじり、ネタへ。
この噺はお初です。まぁ上手くて当たり前な方ですが、やっぱり上手いな〜。
なんか慣れたネタなんだろうなという感じですが、その軽さがこの方はいいんです。
「腹立てへんなら笑え」のくだり、いやらし〜い人間性(悪い意味じゃないんです)が出て凄く良かった。

桂吉弥「高津の富」
師匠のいじりをかるく受ける形で笑いをとってささっとネタへ。
今回、目付きと顔で笑い取る取る。目と眉毛がこんだけ動くとはと感心しました。
この方は正統派のネタ(なんか変な言い方ですが)を正統に演じて上手い方なんですよね。
はずれの無い、要所要所で笑わしてくれる安心のトリでした。
ちょっと表情が、吉朝さんに似すぎて怖かった。。(吉朝さんも今回顔をかなり使って笑わしたから
余計思うんですが)

今回、長いネタ多かったけど、私的にはハズレがなくてあっという間に終わった満足な会でした。
客席も良く笑うええ落語会って感じです。半年に一回との事ですが、また行きたいです。

・・・いや〜めっちゃ書いてしまいました。。まさに自己本位な書き込みですね。
全てを載せるかは管理人様の判断におまかせしますが、こんな長くて主観的感想文
読む人いるんかいな〜。私としては思いを吐露できる場が出来ました事とりあえず感謝!です。
(やはり自己本位ですね)