京もゆる    町なかの駅から、町を包む山々の麓へ向かって歩いていく
秋の京都は色づいた山々に包まれてたたずむ
遠く見える色づいた山々に気分は高まり
涼しい空気を感じながらいつの間にか早足になる
紅に黄に染まった木々を前にすれば
声にはなるけれど言葉にはならない
自然の見せる美、時が経ち夕暮れが近づけば、なぜかせつなくさみしくなる
夕陽に染まる紅葉はなぜこうもさみしい?
葉が散りゆき、やがて訪れる寒い冬のことを感じさせるからか
あるいはやがて訪れる暗く長い夜のことを思うからか
次に葉が芽生えてくる桜と違って
やがて散り冬を迎えるもみじはどこか別れを感じさせる
1年にほんの数日だけの紅葉と秋の休日が名残り惜しいだけでなく
秋の京都の帰り道はどこかせつなくさみしい
  

落ち葉舞う道に想う    いろはみち

京を焦がせよ    まつりのひ

去りゆく秋に想い出すのは...    ひがしやまふたり

言の葉    久々にカメラを手にした
久々に歩いた
久々に多くを考えた
やっぱり、あの人を想った
振り返れば、心惹かれる風景があった
写真と心が無限の循環を始めた
  

  
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   いろは