CASTING
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Richard M Nixon
リチャード ニクソン
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ANTHONY HOPKINS アンソニー・ホプキンス
いやぁー、似てる。ニクソンに似てるよ。何かしらの操作はされているらしいけど、顔だけじゃない、肩の盛り上りというか首の短いバランスとか、体型も似せてある。このキャスティングの規準は何なのか、問いただしたくなる。そっくりさんを揃えたのか、演技力なのか・・・両方でしょう。当の本人と役者とを並べて比べてみたいね。
この作品でアカデミー主演男優賞・ノミネート。すでに『羊たちの沈黙』で受賞しています。
この3年前、『チャーリー』に編集者の役で出演しています。
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アメリカ合衆国第37代大統領。ニクソンの兄と弟の結核による死、ケネディー兄弟の暗殺による死、"4人の死"に依って大統領になったと考えるリチャード・ニクソンが、なによりも望んだのは、大統領としてふさわしい証しとして2期目を「再選」されることだった。
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Pat Nixon
パット ニクソン
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JOAN ALLEN ジョアン・アレン
この方もなんとなく似ています。彼女もこの作品でアカデミー助演女優賞・ノミネート。2000年度 第73回アカデミー賞では、『The Contender』で主演女優賞にノミネート、ファーストレディーならぬ副大統領候補という役どころがホワイトハウスつながりだね。
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Alexander Haig
アレキサンダー ヘイグ
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POWERS BOOTHE パワーズ・ブース
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Howard Hunt
ハワード ハント
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ED HARRIS エド・ハリス
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ホワイトハウス非常勤顧問。元CIA。ニクソンに対してゆすりを掛けている。
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J. Edger Hoover
エドガー フーバー
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BOB HOPKINS ボブ・ホスキンス
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FBI長官。この作品の中においては、同性愛者の設定。
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John Mitchell
ジョン ミッチェル
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E.G.MARSHALL E・G・マーシャル
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Ron Ziegler
ロン ジグラー
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DEVID PAYMER
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John Dean
ジョン ディーン
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DEVID HYDE PIERCE デヴィッド・ハイド・ピアーズ
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Henry Kissinger
ヘンリー キッシンジャー
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PAUL SORVINO ポール・ソルヴィノ
もう、キッシンジャーそっくり。出て来ただけで誰だかわかる。声もくりそつ。
この21年前、『熱い賭け ザ・ギャンブラー』 に出演しています。ウッズとは、からんでないですが。
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Hannah Nixon
ハンナ ニクソン
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MARY STEENBURGEN マリー・スティーンバーゲン
子供達のしつけに厳しい母親を、強い視線で感じさせて、さすが。ニクソンに多大な影響を与えた母であることが、よく判る。対照的に、『ギルバート・グレイプ』では、色っぽい人妻を やってますよ。
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John Ehrlichman
ジョン アーリックマン
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J.T.WALSH J・T・ウォルシュ
ウッズと並ぶと ふたりのバランスが、バッチリ。好対象の補佐官ぶりが いいよね。
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大統領補佐官、内政担当。ウォーターゲート事件に関与。
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H. R. Haldeman
ヘルデマン
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JAMES WOODS ジェームス・ウッズ
役作りで髪を短くしたウッズ、すっかりおじ様ですが りりしく、いかにも政治家の右腕っぽい風体が、カッコイイではあーりませんか。長年ニクソンのそばに仕え、いろいろな経過を共に辿って来た信頼と自信が、身に付いているようでリアルです。
きっと似ているはずです本物のヘルデマンと。
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大統領補佐官、総務担当。20年、ニクソンの側近を勤める。ウォーターゲート事件に関与。
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Clyde Tolson
クリード トルソン
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BRIAN BEDFORD
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Charles Colson
チャールズ コルソナ
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KEVIN DUNN
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Murray Chotiner
マーレィ コートナー
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FYUSH FINKEL
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Julie Nixon
ジュリー ニクソン
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ANNABETH GISH
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Harold Nixon
ハロルド ニクソン
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TONY GOLDWYN
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Martha Mitchell
マーサ ミッチェル
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MADELINE KANN マデリーン・カーン
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給仕長
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TONY PLANA トニー・プラナ
これより10年前『サルバドル』では、少佐の役でウッズと共演しています。最近では、『アりー・マイ ラブ』に 判事の役で、ゲスト出演したりしてます。
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少年のニクソン
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COREY CARRIER
この少年が成長してニクソンになるとは、思えない顔立ち。
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Frank Nixon
フランク ニクソン
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TOM BOWER トム・バウアー
出演しても短い時間で、だけどけっこうポイントの役どころで印象に残る役者です。ニクソンの背景である運のない父親を演じてそれらしい。これより7年前、『トゥルー・ビリーバー』でもポイントの役どころで、出演しています。最近では、『交渉人』、『ミリオンダラー・ホテル』で 見かけました、がんばってるね。
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青年のニクソン
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DAVID RARRY GRAY
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STAFF
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Casting by
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BILLY HOPKINS
HEIDI LEVITT
MARY VERNIEU
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Project Comsultants
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ROBERT SCHEER
CHRISTPHER WEILLS SCHEER
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Costumes Designer by
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RICHARD HORNUNG リチャード・ホーナン
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Music by
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JOHN WILLIAMS ジョン・ウィリアムズ
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Co−Producers
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ERIC HAMBURG エリック・ハンブルグ
DAN HALSTED ダン・ハルステッド
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Edited by
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BRIAN BERDAN ブライアン・バーダン
HANK CORWIN ハンク・コーウィン
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Production Designer
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VICTOR KENPSTER ヴィクター・ケンブスター
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Director of Photography
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ROBERT RICHARDSON a.s.c.ロバート・リチャードソン
オリバー・ストーンとのコンビは有名です。
ニュースカメラのタッチや、モノクロの回想シーン、今と1年前、
カメラワークの変化を駆使するストーンの期待に応えて、さすが。
これより10年前の『サルバドル』でもカメラを担当。
この年は、『カジノ』で、マーチン・スコセッシとも組んでいます。
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Produced by
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CLAYTON TOWNSEND クレイトン・タウンゼンド
OLIVER STONE オリバー・ストーン
ANDREW G.VAJNA アンドリュー・G・ヴァーニャ
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Written by
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STEPHEN J.RIVELE スティーブン・J・リヴェル
CHRISTOPHER WILKINSON クリストファー・ウイルキンソン
OLIVER STONE オリバー・ストーン
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Directed by
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OLIVER STONE オリバー・ストーン
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作品『ニクソン』の構想を練り準備をしていたオリバー・ストーンは、
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1994年4月22日ニクソンが亡くなり、1年後この作品を発表します。
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「彼(ニクソン)が生きていれば かなりやりにくかったはずだ。」と
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コメントを残しています。
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そんなストーンは、父親がニクソンと親交があった為、学生時代に
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ニクソン本人と会っていたりと "縁"は、その頃にあったのかも・・・。
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ニクソンを演じたアンソニー・ホプキンスは、
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「役者として何にも勝る経験だった。」と回想しています。
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当時ストーンから「不安で怯えた感じが欲しい」と
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注文を付けられたそうです。「監督は実際に私を追い詰め、
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傷つきやすくして −いやな気分だろうがそこから何かが
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生まれる−と期待していた。」とも語っています。
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たくさんの登場人物や時間が前後したりとなかなか複雑な展開は、
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ストーン作品の特徴。この際、「日本語吹き替え版」で観賞されると
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「ニクソン辞任」の経緯が無理なく理解出来ますよ、お勧めします。
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