1989年、コニャック国際探偵映画祭 (フランス) グランプリ受賞作品。
トゥルー・ビリーヴァー
はぐれ弁護士の執念
TRUE BELIEVER
ドラマ
1988. USA.
私的評価 ★★★★★★★★★★

十点満点。文句無しに面白い。
ストーリーが、しっかりと完成されていて、あきさせずに、引き付けられたまま最後まで見る事が出来ます。
登場人物それぞれに、はっきりとした人間性と今までの人生が、設定されていて深さになっているのもいい。

8年前に起きた、チャイナタウンでの殺人事件の再審を担当する弁護士と検事。
前回の裁判で見落とされた事実とは、何か。
事件の真相と、その糸口、裁判の進行、それぞれが 人間臭くて
実に完成度の高い作品です。ウッズの魅力と うまさも、十分発揮されています。
見逃す手は無い一品。いや、絶対 観るべき。
uRuの おもてNo.1作品です。(うらNo.1もあるよ)

CASTING
STAFF
SONG
おまけ
クイズ











CASTING
Eddie Dodd
エディー ドッド
JAMES WOODS ジェームズ・ウッズ ジェームズ・ウッズ 
けっしてスーパーマンではない、人間臭さのあるドッドの設定に、ウッズのスピード感で個性を与えたと言えるでしょう。ウッズとドッドが、一つになった快心の出来です。麻薬がらみの小さい事件を 扱う事の多くなった現状を 「人助け」と して自分に納得させてはいるものの やはり もっとやりがいのある 本当の人助けとなる仕事、弁護士としての仕事に たずさわりたい気持は、捨ててない。そんな気配を漂わせながら、この再審に賭けるドットの姿、まさにウッズのはまり役!言うこと無し!
弁護士。以前は、注目される事件を弁護し、実績を評価され一世を風靡した時期もあったが、現在は麻薬関連の小さな事件での、不当な捜査、逮捕などに抗議する手段で、弁護士家業を続けている。これが、けっこう忙しい。
Roger Baron
ロジャー バロン
ROBERT DOWNEY.JR ロバート・ダウニー・ジュニアー 
若くまじめな新米弁護士の役を、でしゃばる事なく好演。はつらつとした、若者らしい 事件への取り組み方が、いやみがなく けっこういいんだな これが・・・。
この四年後には、ダウニー.JRが主役を演じる『チャーリー』で、ウッズと再び顔を合わせます。しかも法廷のシーンだから、この作品を思い出してしまう。
新米弁護士。学生時代、ドッドが書いた評論を読んで、ドッドの元で経験を積みたいと、手紙でアピール。雇ってもらえる約束を取り付けてやって来た。
Kitty Greer
キティー グリール
MARGARET COLIN マーガレット・コリン
私立探偵。彼女の持つ、探偵としての情報を頼りにするドッド。ブツブツ文句は言っても、必ず調べてくれる協力者。
Shu Kai Kim
シュウ カイ キム
YUJI OKUMOTO ユウジ・オクモト 
日本人?がんばって欲しいね。実は彼、この9年後、『コンタクト』にエレクトリカル、電気系統のコントローラー役で、背広着て出てます。台詞もあります。
韓国人。八年前の、チャイナタウン抗争事件で、ジミー チン殺害の罪で服役中。本人は、事件への関与を否定している。
Robert Reynard
ロバート レイナード
KURTWOOD SMITH カートウッド・スミス
このお方のオデコも すばらしい!ヨコに広いし硬そうだよね。
地方検事。八年前は、検事補。捜査のための情報収集にぬかりがなく、裏側からの情報も巧みに使うやり手。コロンビアの麻薬シンジケートを摘発し、現在の地位を手に入れる。ドッドを、落ちぶれたヤツとバカにしている。
Vincent Dennehy
ヴィンセント デニヒー
CHARLES HALLAHAN チャールズ・ハラハン
元刑事。八年前は、警官。レイナード検事とチームを組んでいた。
体をこわし、現在は車椅子の生活。
Montell
モンテール
TONY HANEY
刑事。八年前は、警官。デニヒーと同じく、レイナード検事とチームを組んでいた。
Sklaroff
スクラロフ
GRAHAM BECKEL
刑事。八年前は、警官。やはり、レイナード検事とチームを組んでいた。
Art Esparza
アート エスパーザ
MIGUEL FERNANDEHS
「配管部品製造店」の主人。刑務所を出たばかりの、仕事のない連中を雇ってめんどうをみている。自分も前科がある。
Maraquilla Esparza
マラキーラ エスパーザ
SULLY DIAZ
アート エスパーザの妻。
Cecil Skell
シーセル スキル
TOM BOWER トム・バゥアー 
なさけなくたよりない男を、うまく演じているのは、さすが。けっこう、いろんな所に 顔を出してそのつど 別人のように演じる 役作りに感心させられる バイプレイの名手。『ダイハード・2』にも顔を出し、『今そこにある危機』にも出てます。この7年後には、『ニクソン』に、ニクソンの父親役で、回想シーンに登場、厳しい父親役を演じています。これが、けっこうカッコイイんだ。最近では、『交渉人』で見掛けました、がんばってるね。
精神病患者。入院中。ジミー チン殺害時の、目撃証人。
Ortega
オルテガ
LUIS GUZMAN ルイス・ガツマン 
彼も、個性的な風貌でバイプレーヤーとして忙しそうです。一度見たら忘れない顔。
この3年後、『ハードウェイ』に、ウッズ演じる刑事の同僚役で出演しています。
刑務所内における、囚人派閥の一つ「フラタニダ団」キューバ人組織のメンバー。
シュウ カイ キムも、このメンバーに所属している。
アーリア軍団
ナチスの思想を受け継いでいて、ユダヤ人、有色人種を嫌う、白人至上主義を掲げるグループ。
刑務所内にもこの派閥があって、「フラタニダ団」と抗争が絶えない。











STAFF
Casting
KAREN REA
Music
BRAD FIEDEL ブラッド・フィーデル
この次の年、『この愛のゆくえ』でも、音楽を担当します。
Costume Designer
ERICA EDELL PHILLIPS エリカ・エデル・フィリップス
ウッズのネクタイが、渋くてよく似合ってます。
ジャケットとのコーディネートもおしゃれ!
‘99、の 『将軍の娘』でも、衣装を担当しています。
Editor
GEORGE BOWERS
Co−producer
PATRICK CROWLEY パトリック・クルーリー
Production Designer
LAWRENCE MILLER ローレンス・ミラー
Director of photography
JOHN W.LINDLEY ジョン・W・リンドレー
この次の年、『この愛のゆくえ』でも、カメラを担当します。
Exective Producer
PETER ROSTEN ピーター・ロスティン
Written
WESLEY STRICK ウェズリー・ストリック
Produced
WALTER F.PARKES ウォルター・F・パークス
LAWRENCE LASKER ローレンス・ラスカー  
Directed
JOSEPH RUBEN ジョセフ・ルービン


















SONG 抜粋
Title
Performer
ALL ALONG THE WATCHTOWER
JIMI HENDRIK ジミー・ヘンドリック
作ったのは、ボブ ディラン。
CRYSTAL SHIP
THE DOORS ザ・ドアーズ
BUSLOAD OF FAITH
LOU REED ルー・リード




















おまけ

なかなか完璧な作りのこの作品、非の打ち所がひとつある。


ストーリーの頭、シンシン刑務所。

「フラタニダ団」の代表としてシュウ カイ キムが、「アーリア団」の涙の刺青の男と戦う事になっている。
教会の裏で行われるはずの決闘が、不意を付かれて始まってしまう。
ナイフは、両手にテープで固定され、一対一での戦い。追い詰められたシュウが、左手のナイフを男の腹に刺す。
ナイフは、シュウの手から外れ男の腹に刺さったままになる。

当然、シュウの左手にナイフは無いわけだけど、カメラがシュウに戻ると、その左手にナイフが残ってる・・・。
あららららー。
画像が、つながらないのです。こういうちょっとした「ミステイク」を、見つけるのが好きな
嫌なヤツなのだ。ウッシシシシ。
見つけちゃったもんね!
よーく見てね。

















クイズ

カールした髪を、えりあしのあたりだけのばして、アクセントに結んでいるエディー ドットです。
さて、その髪を結ぶカラーゴム、ストーリーの中で何色使っているでしょう。







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