ハード・ウェイ
THE HARD WAY
コメディー
1991. USA.
私的評価 ★★★★★★★★★★

アクションコメディーの傑作!
キャラクターの でこぼこコンビが、売りのコメディーは、数あるけれど
ここまで、立体的に対極に位置するふたりの組み合わせは、そうは無い 御みごと!
しかも、役のキャラクターと役者のイメージがズバリはまって、抜群の効果は いう事無し!

マイケル・J・フォックスの甘く、ソフトでアイドル的な存在感と、
ジェームス・ウッズのいわゆるシリアスな演技派の 存在感が不思議と噛合う。
ほほえましいコメディーと、身を乗り出すサスペンスアクションが
一度に楽しめる、すぐれもの。
監督 ジョン・バダムの代表作!

CASTING STAFF MEMO おまけ チラシ クイズ











CASTING
Nick Lange
ニック ラング
MICHAEL J. FOX マイケル・J・フォックス 
J フォックスそのまんま と言える設定が、このストーリーに より一層の現実味とユニークさを加えていて楽しめる。台詞の中に2〜3度出てくる 「意外と小さい」 という、ニック ラングへの印象は、いつも J フォックスが言われている言葉なのかもしれないね。
人気スター。アクションスターとしての脱皮を図りたく思っている。その為には、お手本になる人物を密着取材する事が、手っ取り早いと考えていたところへ飛び込んできた、テレビのニュース画面。インタビューを受ける モス の姿に、決心する。
John Moses
ジョン モス
JAMES WOODS ジェームズ・ウッズ ジェームズ・ウッズ
ここでもウッズのスピード感が、功を奏している。映画スターのリズムと、殺人犯を追う刑事のスピード感覚の違いが、はっきり判っておもしろい。犯人ばかり追いかけて 女性に対して奥手になってしまう設定もうなづける。
シリアスで社会派的な役が目立つウッズだが、この作品以降 『ストレートトーク』『ミッドナイトスティング』 『堕ちた天使たち』 など、軽快な役も目立つようになります。
ニューヨーク市警の敏腕刑事。連続殺人犯、クラッシャーを逮捕する特別班のリーダー。刑事として優秀でも 女性の気持ちをつかむのは、いまいち ぎこちない。刑事というだけで2度目のデートへ進める相手は、なかなかいない。
Party Crasher
パーティー クラッシャー
STEPHEN LANG ステファン・ラング 
切れまくりの 不気味な犯人を これでもかとしつこくやって 充分な存在感。
連続殺人をゲームのように、行う凶悪犯。モスに、予告電話をかけて来るほど挑発的。
Susan
スーザン
ANNABELLA SCIORRA アナベラ・シオラ
モスの恋人。モスからの、ストレートなメッセージを待っている。
Grainy
グレイニー
JOHN CAPODICE ジョン・カボダイス
Pooley
プーリ
LUIS GUZMAN ルイス・ガツマン
一度見たら忘れない顔と声。悪役も多いですが、今回は 刑事役。この3年前、ウッズとのからみは 無かったものの『トゥルービリーバー』に出演しています。個性派バイプレーヤーとしてよく見かけます。
刑事。クラッシャーを逮捕する特別班のメンバー。
Billiy
ビリー
LL COOL J LL・クール・J 
本職は、ラップ ミュージシャン。お茶目な演技が、なかなかいいです。2000年、公開の オリバー ストーン監督作品 『エニイ・ギブン・サンデー』では、プロフットボール選手の役で 出演しています。
刑事。クラッシャーを逮捕する特別班のメンバー。
China
チャイナ
MARY MARA マリー・マラ
テレビの 『ジェフ・ブリッジス』(ドン・ジョンソン主演)に刑事役でレギュラー出演していたり、最近では 『アリー・マイ・ラブ』 に ゲスト出演などしています。『誘導尋問』 にも検事局員の役で ちょっと顔を覗かせていますよ。
刑事。クラッシャーを逮捕する特別班のメンバー。
Captain Brix
キャプテン ブリックス
DELROY LINDO デロイ・リンド
署長。モスたちの上司。ニック・ラングのファン。
Witherspoon
ウィザースプーン
CONRADO ROBERTS コンラッド・ロバーツ
ガンディーラー。注文によっては、オリジナルガンも作る。
Bonnie
ボニー
CHRISTINA RICCI クリスティナ・リッチ 
今をときめく、クリスティナ・リッチ。『アダムスファミリー』の、ウェンズディとほぼ同じ時期、ごくごく普通のちょっとおませな女の子役で、登場しています。
スーザンの娘。
Angie
アンジー
PENNY MARSHALL ペニー・マーシャル
女優もこなしていますが、映画監督としての実力もすごい!『ビッグ』や 『レナードの朝』を 監督したお方ですよぉ。2001年秋には、ドリュー・バリモアを主演にした彼女の監督作品が アメリカで公開、我らがウッズも出演しています!日本でも公開が予定されています。
ニック ラングの、エイジェント。

JOHN COSTELLOE 

BILL COBBS











STAFF
Casting BONNIE TIMMERMANN
Music ARTHUR B.RUBINSTEIN アーサー・B・ルビンスタイン
Costume Designer MARY VOGT マリー・ヴォイト
Film Editors FRANK MORRISS フランク・モリス
TONY LOMBARDO トニー・ロンバート
Production Designer PHILIP MORRISON フィリップ・モリソン
Directers of Photography ROBERT PRIMES a.s.c. ロバート・プライムス
DON McALPINE a.s.c. ドン・マッカルパイン
Co−Producer PETER R.McINTOSH
Story LEM DOBBS レム・ドブス
MICHAEL KOZOLL マイケル・コゾール
Screenplay LEM DOBBS レム・ドブス
DANIEL PYNE ダニエル・パイン
この8年後、『エニイ・ギブン・サンデー』でストーリーを担当します。
Produced by WILLIAM SACKHEIM ウィリアム・サッケム
ROB COHEN ロブ・コーエン
Directed by JOHN BADAM ジョン・バダム
この14年前には、『サタデー・ナイト・フィーバー』を手掛けています。
「職人」と呼ばれる彼の手腕は、幅広いジャンルで実証されているね!











MEMO

* ジェームス・ウッズは、この刑事役を演じるにあたって

ニューヨーク市警のベテラン警部補に 役作りのアドバイスを受けたそうです。

その警部補は、ロバート・デ・ニーロの『ミッドナイト・ラン』でも

アドバイスをした人で、デ・ニーロが ウッズに彼を推薦してくれたらしいよ。


* この作品の公開当時、インタビューを受けた マイケル・J・フォックスは、

ウッズについて・・・「物静かとは言わないけど 画面で観るよりずーっと

楽で楽しくて ユーモアのある男だ」・・・と語っています。

↑ロードショー・1991・5月号より
* クライマックスの舞台となる 「スモーキング・ガン・2」の立体看板は、

セブンス・アヴェニューと46番街が交差するタイムズスクエアーのビルの上、

地上46メートルの高さに作られたそうです。

ロケ中は、観光客をはじめ ニューヨーカーたちも見物に集まったとか。
















おまけ
実は、この作品に ウッズの弟マイケルが、警官役で出てるはずなんだけど
どこにいるのか 見つけられません。

絶対見つけて 紹介しますね。
(おまけに なってないよ!)



















クイズ

人気スター、ニック ラングは、プライベートも観察するため
モスのアパートにまで押しかけ 意外に片付いている部屋におどろきます。
さて、部屋の隅にあったピアノは、誰が弾いていたものでしょうか。






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