2004年度 関東ブロック協議会遭対部・救助隊合同 深雪搬出訓練の報告  
                                           
2004年2月21日(土)〜22日(日)、今年も神奈川県連盟が主管して、谷川岳・土合山の家に集合し、関東ブロック救助隊交流集会が行われました。都連盟救助隊と関係者の参加者は、10会20名でした。2日間とも好天に恵まれ、非常に素晴らしい訓練ができました。

一日目のシート梱包では、埼玉県連が行いました。従来の都連盟救助隊がやっているのとは違う方法で行いました。それは、スケッドストレッチャーにのせる為にも有効な方法でした。
確保技術では、神奈川県連が行いました。引き上げ時にアッセンダー使用時による注意点として、マリナーノットによる方法も示されました。

  (今年都連盟救助隊は、埼玉県連さまのすぐれた梱包法の生徒に徹して学ばせて頂きました。)


 スケッドストレッチャー                                                     
                                                                               









その後、場所を雪の場所に移して実際に梱包と支点作成を行いました。土嚢袋に雪を詰め込んだ支点は大変おもしろく、スノーボラードを作成し、皆で強度を確認しました。

     
       スノーボラードの作り方


  スキー担架の作り方(交流会) 

二日目は、搬出シュミレーション組と基礎訓練組に分かれて行いました。基礎訓練組では、弱層の見方として、地面までの1m50cm位を掘り下げ、各自指先等を使い弱層を体験しました。その後、ハンドテスト、スクラムテスト、シャベルポンポンテストを実際に勉強しました。それから、ビーコンとゾンデを使い、埋没者の捜索訓練を行いました。最後に埋めたビーコンがバッテリーの液漏れでなかなか発見できないという反省点がありました。

シュミレーション組では、負傷者が上部にいるという想定で、支点工作班・医療班・梱包班に分かれ、1ピッチを引き上げ・3ピッチを引き降ろしを行いました。
途中の負傷者の連結の手間取り、あるいはスケッドストレッチャー内の負傷者が上下し窮屈だった等の反省点がありました。
 
 スタッフの皆様、ご参加の講師・隊員の皆様、大変お疲れさまでした。

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