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ブロードウェイでスターになった日系三世 川畑文子 |
■1997年 ミュージカル『青空 〜川畑文子物語〜』(乗越たかお原作) ■1999年 ミュージカル『青空 〜川畑文子物語〜』(乗越たかお原作)再演 ■1999年 『アリス ブロードウェイを魅了した天才ダンサー 川畑文子物語』 (講談社刊 乗越たかお著) |
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この人は、けた外れの天才である。 9歳にしてロスアンゼルスでデビュー、13歳でブロードウェイのスターになり、17歳で日本劇場の柿落とし公演の主役をつとめながら、戦争直前に突然引退した伝説のスター、アリス・フミコ・カワハタ(川畑文子)。『上海バンスキング』の吉田日出子は、文子の『あなたとならば』をすり切れるほど聞いて、歌い方をコピーしたというのは有名な話だ。 ここでの「発掘」は、なんといっても、
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メンバー紹介 | ||||||||||||||
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発掘隊・報告会 | |
第四回報告会 「復活! ジャズエイジとしての喜劇王・エノケン」(2000年6月25日) | |
第三回報告会 「幻の戦前ジャズ&タップ映画『鋪道の囁き』特別上映会(1999年11月27,28日) | |
第二回報告会 戦前タップの黄金時代 | |
◆◆◆ 戦前のタップダンサー名鑑 ◆◆◆ | |
第一回報告会 伝説の川畑文子に会った! 報告会 |
■貴重な映像・資料、そして実演で検証する、エノケン |
戦前のモダン都市・東京を体現し、「喜劇王」と謳われた榎本健一ことエノケン。 そのエノケン喜劇の魅力を最も引き出した作家といわれた菊谷栄が舞台用に書いた手書き原稿が大量に見つかりました。 その中で唯一、劇中で使う曲名が明記されている作品『大学無宿』(昭和9年作)を、歌とタップと生バンドで部分ながらも復活させ、エノケン喜劇の一端を見てみようというというもの。 さらに貴重な映像・資料を含め、とかくコメディアンとしての功績ばかりが強調されがちだったエノケンを「ジャズエイジ」という切り口で再検証していきます。
皆様のご支援のおかげで、昨年は3回におよぶ発表会をしてまいりましたが、このたび、やっと第4回を迎えることとなりました。
ご存じの通りエノケンが爆発的人気を集めたのは、関東大震災で粉々になったあと復活しつつあった東京で、昭和4年浅草水族館二階で行われていたレビュー『カジノ・フォーリー』でした。
その菊谷栄直筆の原稿が「東京喜劇研究会(代表向井爽也)」によって大量に発見されました。 |
【第1部 資料と映像で見るエノケン】 午後6:00〜7:00(話20分+映像40分) |
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当時の資料、映像を含めて、時代背景から、エノケン一座の埋もれていたエピソードの数々、そしてエノケンの驚異的なジャズへの情熱を検証していきます。 司会は乗越たかお。 文章資料は江戸東京博物館の学芸員の松井かおる、映像資料については映画評論家の佐藤利明(協力:キネマ倶楽部事務局)より貴重な数々をお見せいたします。 |
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■ | 講師 乗越たかお(作家・ニッポン・ジャズエイジ発掘隊隊長) 瀬川昌久(音楽評論家・ニッポン・ジャズエイジ発掘隊顧問) 佐藤利明(映画評論家・ニッポン・ジャズエイジ発掘隊) 松井かおる(歌う学芸員・ニッポン・ジャズエイジ発掘隊) |
(休憩15分)午後7:00〜7:15 |
【第2部 よみがえる幻のエノケン舞台】 午後7:15〜8:05(芝居5分+ライブ40分) |
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菊谷栄直筆原稿の中でも、当時実際に挿入された曲名がわかる数少ない台本『大学無宿』の一部をリーディングとバンド&歌&タップで「復活」させてみようという試みです。 菊谷が指定した曲を使い、小コント風タップ&ライブといった構成で、かつてのエノケンの舞台を「音楽面から」探っていきます。 出演者も充実。先日のナショナルタップデイでは「ハワイアンを倍速で踊る」など実力&センスの良さではピカイチのTOKYO RYTHM BOYS。 また発掘隊ではおなじみの歌う学芸員・松井かおるとジョー蒲池&Groovin' Highです。 |
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■ | 出演 OKYO RYTHM BOYS(タップ 松本晋一&穴田英明) 松井かおる(歌う学芸員・ニッポン・ジャズエイジ発掘隊) ジョー蒲池&Groovin' High(ピアノ・ジョー蒲池、ドラムス・八木秀樹、ベース・香川裕史、アルトサックス&フルート・鈴木和雄、トランペット・牧原正洋) |
講師 | 乗越たかお 他 |
場所 | 両国江戸東京博物館(JR両国駅、国技館となり) 1階大ホール(定員400名) |
日時 | 平成12年6月25日(日) |
ニッポン・ジャズエイジ発掘隊(オフィス・カステロ内) E-MAIL norikoshi@bea.hi-ho.ne.jp |
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料金 | 前売り3000円 当日3500円 |
座席 | 全席指定(満員の場合、当日券は発行しないことがあります) |
事前の申し込みは必要ありません。参加費用を郵便振替でお振り込みください。 宛先:有限会社オフィス・カステロ 郵便振替 口座番号:00170-6-133785
●振り込み金額:(チケット代3000円×人数分)+チケット送料80円 |
1991年、戦前の日本で作られたジャズ&タップ満載の映画『鋪道の囁き』が、約70年ぶりにカ リフォルニアで発見されました。 しかし京橋のフィルム・センターで一度上映されただけで、一般の人は見る 機会がないまま、実質死蔵されていました。そんなこっちゃいかん!乗越たかおは、プロデューサー加賀四 郎のご子息、加賀祥夫氏の全面バックアップのもと、長い交渉の末、フィルムセンター以外での初公開にこぎつけることができました。 今回の報告会では、さらに貴重な資料を豊富に使った詳細な作品解説や、関係者の貴重な証言などを交えて、「戦前のモダン映画」について見ていきます。 また当日参加者だけに明かされる、「秘密のトクする情報」があります。 |
講師 | 乗越たかお 他 |
場所 | 江戸東京博物館 会議室(定員100名) |
日時 | 平成11年11月27日(土)、28日(日) 午後6時30分〜午後8時30分(受付開始 午後6時15分) |
ニッポン・ジャズエイジ発掘隊(オフィス・カステロ内) 電話03-3586-1063 E-MAIL norikoshi@bea.hi-ho.ne.jp |
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料金 | 前売り1300円 当日1500円 |
座席 | 全席自由。当日先着順。(満員の場合、当日券は発行しないことがあります) なお当日5時までは他のイベントが会場を使用しております。あまり早い時間から並ばれますと、他の団体及び江戸東京博物館に迷惑をかけることになりますので、ご遠慮ください。 |
参加費用を郵便振替でお振り込みください。 宛先:有限会社オフィス・カステロ 郵便振替 口座番号:00170-6-133785 ●振り込み金額:1380円(チケット代1300円+チケット送料80円)+手数料 ●住所・氏名・電話番号・枚数・希望日を明記(※希望日を忘れないでください) ●〆切:10月31日(日) ◎発掘隊IDある方は記入 |
■ | 座席について |
「指定席にしたら」というご意見もいただきましたが、「一人でも多くの方に参加していただきたい」「年金生活で経済的余裕のない方でも無理なく参加できる値段設定を」という主旨から、空席のリスク分を参加費に上乗せせざるを得ない指定席制は無理と判断し、自由席にてお願いいたします。 |
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■『鋪道の囁き』について 昭和11年 加賀ブラザース第一回作品(戦前は未公開。終戦後『思い出の東京』と名を変え昭和二一年、松竹で配給)
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ニッポン・ジャズエイジ発掘隊 第二回 中川三郎と川畑文子 戦前のタップ黄金時代 |
【主旨】 フレッド・アステア生誕100年を迎える今年、同時代の日本で輝いていたタップに的を絞り、数々の資料とともに見直してみようというのが今回の企画です。 中川三郎と川畑文子という、戦前の雑誌で「日本のタッパー 一九三八年度版」では男女の横綱にランクされている二大スターを軸に「発掘」した貴重な資料をもとに形成していきます。 |
【企画内容】
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【さらに予定される内容】
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講師 | 乗越たかお 他 |
場所 | 江戸東京博物館 大ホール(定員400名) |
日時 | 平成11年7月10日(土)午後5時30分 (8時まで。途中休憩あり) |
ニッポン・ジャズエイジ発掘隊(オフィス・カステロ) 電話03-3586-1063 |
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料金 | 2000円 |
6月21日(月)までに往復葉書で申し込み。多いときには抽選。 往復葉書には「参加希望者全員の氏名・住所・電話番号・年齢」を明記し、復信用葉書には自宅の住所を書いて、下記の住所へ郵送してください。 〒106-0044 東京都港区東麻布2-26-6 大竹ビル2F (有)オフィス・カステロ ニッポン・ジャズエイジ発掘隊 宛 |
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企画 乗越たかお 制作 川江一二三(有限会社オフィス・カステロ) 協力 松井かおる(江戸東京博物館) 冨田かおるタップダンスカンパニー 瀬川昌久 三澤美 音響 森下進(アルカディア) 照明 KATONBO logotypes are designed by Yuichi Miyasita |
さて、当日は!?… 当日は江戸東京博物館の大ホール(定員400名)を埋め尽くすほどの大入り。 様々な事件(^_^;)が。 ●入り口で暴動寸前! 今回は、「お年寄りが多いから、当選を知らせる返信用ハガキに整理番号を打って、その順番に並んでいただこう。 そうすれば早く来て席取りをしなくてもすむだろう」と思っていたのですが、なんと3時間前から来て並ぶ元気なお年寄りが殺到(^_^;)。 みなさん、パワフルで、「早く来たんだからオレから入れろ」とエキサイトする 一幕もありました。 >> 発掘隊・報告会へ |
■ 姫宮接子さん 特別出演! | |
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後ろの「タップダンサー名鑑」にもありますが、 往年の新興キネマやムーラン・ルージュでの大スターで、タップの名手としても知られていた姫宮接子さん (僕も大ファンで、僕の小説には必ず登場します)が、第二部に特別出演してくれました。 年を感じさせないキュートさで、明晰な記憶。 会場を魅了していました。 |
■ 発掘隊のロゴタイプできる! 宮下裕一氏のデザインによる。 また、当日の案内板やスタッフ用名札を作ってくれたのはダッチさんこと三澤美さん。 |
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《アンケートより》
・時間との競争だと思いますが、ぜひどんどん企画をやってください(61歳 男性)
アンケート回収率は高く、年代も老若男女のバラエティに富んでいました。 |
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■ また、確認できた限りでは…… ・最遠隔地……北海道より参加 ・最年長者……92歳。 ・最年少者……11歳。 ちなみに最年少の方のアンケートは「私はタップをはじめて4年たちましたけど、タップのいい音のだしかたをおしえてください。(11歳 女性)」でした(^_^;) |
Q. | 姫宮さんはいまもタップをされることがあるのでしょうか?(53歳 女性) | |
A. | とてもご健勝で、週のほとんどをタップと水泳で過ごされているそうです。 | |
Q. | 乗越たかおさんはイトウミチオさんを書かれる予定はありますか?(52歳 男性) | |
A. | 現在発掘中の人は伊藤さんではなく、今のところ小説で書く予定はありません。ちなみにすでに『伊藤道郎 世界を舞う』 (冨田富士男著 武蔵野書房)、『伊藤道郎 人と芸術』(ヘレン・コールドウェル著 中川鋭之介訳 早川書房) といった詳細な研究書があります。 |
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Q. | 今日やったような戦前のタップをCD化できないでしょうか? それとももうあるんでしょうか?(70歳 女性) | |
A. | 僕の知る限り、こうした「戦前のタップばかりを集めた物」というのはありません。 考えたら良い企画かも。どこかで出さないかなあ。といった詳細な研究書があります。 |
【 第1部 】 よみがえる川畑文子 (5:30〜6:45) (講師:乗越たかお) | |
・ | 戦前にブロードウェイと日本でスターになった秘蔵写真でつづる川畑文子ストーリー |
・ | 文子の得意技「ハイキック」の映像を、当時の映像で見る |
・ | 戦後行方不明になっていた川畑文子へのロスアンゼルスでのインタビュー映像を特別公開 |
・ | 戦前の川畑文子の秘蔵映像を上映(昭和10年3月のニュース映画で『上海リル』を歌っている1分39秒の映像。乗越たかおの執念が実った、70年ぶりの公開映像となる) |
休憩 15分 |
【 第2部 】 戦前タップの黄金時代 (7:00〜8:00) (講師:乗越たかお) (出演:乗越たかお・瀬川昌久・冨田かおる 特別出演:姫宮接子 |
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・ | ジャズ評論家・瀬川昌久氏と、「発掘隊」隊長の作家・乗越たかおのトーク |
・ | SP版による「戦前日本のタップダンス」聞き比べと、現役タップダンサー 冨田かおるさんによる実演&レクチャー | |
・ | 特別出演の姫宮接子さん |
【 第3部 】 ミニ・ジャズ・ライブ (8:00〜8:30) (出演:ジョー蒲池・松井かおる・冨田かおる) |
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・ | ジャズとタップのミニコンサート |
・ | 曲目:『青空』『スィングしなけりゃ意味ないね』『イエス・サー・ザッツ・マイ・ベイビー』 (3曲目は、チェリー・ミヤノが歌い川畑文子がタップを踊ったものと比べてみてください) |
■ | 冨田かおるさんプロフィール(冨田かおるタップダンスカンパニー代表) センスが良く、踊る楽しさが伝わってくる舞台を作る、乗越たかおイチオシのタップダンスカンパニー。 その実力と人気は900人以上の生徒数という数字にも表れている。 外部の舞台やテレビにも振り付けるほか、教則本やビデオなど、多方面での活躍がさらに注目を集めている。 http://www.bekkoame.or.jp/i/tomitatap/index.html |
■ | ジョー蒲池さんプロフィール(ジャズピアノ、キーボード、作編曲家) 『稲垣次郎とソウルメディア』、『原信夫とシャープス・アンド・フラッツ』等のバンドで活躍し、海外公演にも多数参加。有名アーティストの日本公演の伴奏も多く手がける。現在は自らのバンド『グルーヴィン・ハイ』の他、フリーの演奏・作編曲活動と多岐にわたって活躍中。 |
■ | 乗越たかお、松井かおる、瀬川昌久等の発掘隊メンバーに関しては、「発掘隊プロフィール」を参照。 |
◆◆◆ 戦前のタップダンサー名鑑 ◆◆◆ へ |
![]() ▲これが伝説のハイキック! |
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さて、当日は!?… 読売新聞(4月20日付 都民版)に大きく写真入りで報じられたこともあり、定員の倍近い参加申し込みがあった。急きょ机を外して椅子を追加する。が、当日は「台風か!?」と思うような雨風吹きまくり。江戸東京博物館のレストランで滝のように落ちる水流を見ながら腹ごしらえをしている最中は、どんよりしてました。入り口がわかりにくかったりして苦労した方もいらっしゃったようだが、開けてみれば盛況じゃった。 僕の本やミュージカルを見て興味を持った若い世代と、当時を知る高齢者の世代とが、何の違和感もなく席を並べる、不思議な「なごみ」の空間だった。休憩時間には老紳士が隣の席の若者に持ってきた写真を見せながら話しかけていたり、美しい老婦人と電話番号を交換したりして(ナンパか!?)、さすが元不良の面目躍如でしたな。でもこうして世代を越えて通い合う。そういう「場」として機能することが、「発掘隊」の第一意義であると言ってよいだろう。 |
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