伊奈農園 愛知県田原市の減農薬メロン農家さん
メロン奈良漬に使う、摘果メロンの生産をお願いしている農家さんをご紹介します。渥美半島・田原市の伊奈農園さんです。

道長では以前、豊橋の起業グループにお願いして『摘果メロン』の奈良漬けをお願いしていました。しかしながら、メンバーの高齢化で中止となってしまっていました。

道長では奈良漬けの生産を、岡崎市の愛恵協会ステップやまなかさんに委託していて、摘果メロンを使った『メロン奈良漬』もお願いすることは可能です。しかしながら、栽培記録が明確に示された『摘果』メロン(果実としてのメロンではなくて)を入手することはなかなか難しいことです。

伊奈さんと。5月初旬の訪問でメロンはまだ小さい

6cm前後の大きさで摘果します

イチゴの栽培も減農薬で
伊奈農園さんとのであい
2020年春、ちょうど、摘果メロンの奈良漬けを作ってくれる漬物屋を求めて、伊奈農園さんが道長を訪ねてくださったのでした。

このようなめぐり合わせは、道長にとっても非常にありがたいことで、早々、引き受けさせていただきました。

アールスメロンの栽培には、多くの殺菌剤、殺虫剤が使用されます。早春に播種をし、育てた苗をハウスに定植後、摘果収穫するまでの間に、なんと19種もの殺菌剤、殺虫剤の使用が、ここ愛知県東三河地方では認められているのです。

栽培履歴の明確な摘果メロンの入手は、伊奈農園さんでなければ不可能だったと実感します。しかも、使用の農薬は、慣行栽培の1割ほどに削減していただいています。

さらに、ネオニコチノイド系の農薬の使用もありません。
伊奈農園さんより
伊奈農園では、イチゴの栽培もしています。メロンに限らず、そのまま食べても心配のないように、消毒もなるべく天然のものであったり、作物の状態により、濃度や回数なども考えながら行っております。

作物は土から養分、水分を吸い上げて成長します。散布する消毒によっては、土に残り続けてしまうものもあるようですので、極力減らしています。

微生物や土壌の菌などは共生(バランス)も大切だと思いますので、土壌消毒は行っておりません。

作物は大切な子供そのものだと思い、日々の成長を楽しみに見守り、育てています。

伊奈農園さんのアールスメロン →
形、文様、そして、香り、甘味、
水分ともに素晴らしい

伊奈農園
〒 441-3426
愛知県田原市大久保町籠池28-2