梅の栽培・生産はデリケート。水を多くほしがるくせに水はけがよくなくてはいけない。春に葉が茂っても、梅の木全体に日照が行き渡るように剪定をしなくてはいけない(寒の頃、梅の木が眠っている間に)。あわせて必要ならば肥料も。
とくに無農薬で栽培するのはたいへんです。たとえば梅の樹皮にコケが付くとします。コケは梅の木の枝に芽吹こうとする新芽までも覆ってしまい、湿気をあたえ、木の養分さえも消費してしまいます。コケというと気楽に考えてしまいますが、これが結構深刻なのだそうです。決定的な対処法としては『農薬』ということになってしまいます。でもそれが使えないというならば、剪定で日当りをよくしてやるくらいしか方法がない。コケの発生も立派な病気といえるのかもしれません。 |
梅畑にて |