CPA職務展望 就職活動

人材紹介エージェントとの接触

 プロフィールでもおわかりかと思いますが、正社員歴がない状態での職探しでした。大丈夫かいなと思いつつもエージェントを使ってみることにしました。「業種は問わないから財務、監査、もしくはアカウンティングに関するファンクションで働きたい」と。実際に紹介に結びつくのだろうかと思ってましたが、話を聞いてみたところの多くは、年齢的にまだ何とか(実務経験がなくとも)大丈夫だろうとのことでした(阪神大震災時にクラスメートを失っているというくらいの年齢です)。もちろん、紹介できるポジションがないと登録を断られたところもあります。
 履歴書を出すにまで至ったエージェントではいずれも面接が入り、受けた会社はすべて内定が出ました。実際に面接に臨んでみて、やっぱりCPA(あとごまかせる最低程度のTOEICスコア)がなければ面接はないな(って働いたことがないんだから当然か)と思うことしきり。あとはどんな転職でも同じことが言えるでしょうがタイミング、だったと思います。(逆の言い方をすれば、タイミングで涙を飲んだ会社もあったということ)
 なお、ある方の言葉をお借りすれば、「本気でないところから本命へ」という流れで日程を組むのは普遍的真理です。

実務未経験からの職探し

 通常は第二新卒的に職を探すには(=キャリアが浅い場合)、人材紹介会社を使うのはあまり得策と言えません。が、公募広告などをあたるにしても、逆にまったくの未経験者が応募できそうなポジションはそう多くないのも現実です。またCPA合格者が潜在的採用対象になるようなポジションは、日本では東京に集中しますが、東京圏以外に住んでいる場合、東京圏の公募求人情報を入手することは、東京圏に住んでいる人の協力でも得られない限りは難しいです。私は新聞雑誌は一切使いませんでした。(マス媒体の公募に応募するのは非効率でもあります)
 地域的なハンディ(某人材紹介会社の著名コンサルタント氏は、はっきりハンディとおっしゃいました)と経験面でのハンディを補うために、東京の人材紹介会社に登録し、通りそうでなおかつ私も納得のいく企業を紹介してもらい、ピンポイントで受験するやり方を採りました。ほんとはもっといろいろ受けてみてもよかったかなと今は思ってますが、「どこでもいいや」的な受験はしていないので仕方ないところかもしれません。

 エージェントを使うにあたっても先輩からアドバイスをいくらか頂いていたのですが、実際、CPA合格以上に頼りになったのは# -)'s! ||| CPA |||を通じて知り合った先輩の皆様方です。受験する会社の内部事情を教えてもらったり、エージェントを紹介してくださったり、とこんなヤツのために非常にいろいろとお力を貸して頂きました。
 まだ合格してらっしゃらない方でしたら、たとえば勉強のことなどで-)がほんのちょっとばかしは相談に乗れたりもすることもあるかと思うのですが(ですからこれはWin-Winゲーム)、もう既に合格してらっしゃる先輩方に様々なアドバイスを頂戴したりとなると、もう感謝してもしきれません。(ですから、私も必要とあらば可能な限り還元します)

受験指導校はあてになるか

 多くの受験者の皆さんはCPAの試験対策に各受験指導校をお使いのことと存じます。これらの受験指導校の中には「合格後の就転職までサポート」するとうたっているところもあるんですが、実際のところはどうなのか。
 受験校に提携人材紹介会社がある場合、たとえば同じ求人をその紹介会社が持っていたとして、提携しているからという理由でその提携校の出身者(ないしは在籍者)を優遇して紹介するなどあり得ないのではと思うんですが。どっちにしろ、私は自分の受験指導校の提携先のエージェントにも後に稼動した人材紹介子会社にもコンタクトを取ってないので何もわかりません。
 人材紹介業は持っているデータベースの量とマッチングさせるコンサルタントの質が収益を左右する構造ですので、「受験指導校の人材紹介部門」に期待はできないと私は思います。受験指導校に来ている求人票を一度ご覧になってみるのはいかがでしょうか。自分が目指しているポジションがあるか、自らのスペックで合格後に就職可能性があるか、一目瞭然だと思います。

合格祝賀会

 各受験指導校は年二回程度、合格祝賀会を実施しているケースがあります。もちろん、合格者同士の情報交換も重要なのですが、これらの会には実はCPA合格者をリクルートすることが(裏の)目的の参加者や、各校の運営方針次第ですが、場合によっては外部の人材紹介会社から担当者が来ている場合もあります。このようなパーティに、参加することも職探しの一方法と言えます。
 私自身は合格、就職後にしか参加したことがないのですが、以前参加した際、名刺すら持ってきていない参加者たちがいて驚いたことがあります。CPAをキャリアアップのツールとするために受験し、合格したのではないのでしょうか。だとすれば、わざわざこのような場に参加している以上、積極的に自分を売り込む機会であるという認識があるはずではないかと思うのですが、CPAに合格さえすれば、キャリアは向こうから自動的に歩いてきてくれるものだとでも思っているのでしょうか。もっとも主催者から頼まれて参加している(サクラの)方もいらっしゃるらしいし、タダメシが食えて騒げればいい(笑)方もいるでしょうが。

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