1999年、コニャック国際探偵映画祭 (フランス) グランプリ受賞作品。
アナザー・デイ・イン・
パラダイス
ANOTHER DAY IN
PARADISE
ドラマ
1998. USA.
私的評価 ★★★★★★★★★☆

大人の手前をうろつく10代の不良少年が、自分を自覚しはじめるきっかけの出会いと、経験をする。
と言ったところかな?それをさせるのが、ジェームス・ウッズ演じるメル。
ボビーが、そのまま不良を続ければ、メルみたいになるだろうし
メルは、ボビーみたいな不良少年だっただろう。
作品全体の仕上りや、表現方法が自然で無理がないのは、共感できる。
監督が、写真家出身だからか、ナチュラルでいいし無駄がない。
ジェームズ・ウッズとメラニー・グリフィスの円熟した大人のふたり。
ヴィンセント・Kとナターシャ・G・Wのはかなげな若いふたり。どっちもいいよ!
CASING STAFF SONG おまけ クイズ












CASTING
Mel
メル
JAMES WOODS ジェームズ・ウッズ
よくも、その歳まで生きてこれたねと言いたくなるような、不良のまま大人になってしまうとこんな風だよ、って見本みたいな男を演じる今回のウッズ。
いろんな危機を、なんとか乗り越えて生きるすべを手に入れた。そんな空気を漂わせて体臭がしそうな泥棒中年を、癖強くやってます。こいつなら この歳まで生きられるって感じするし、やっぱりうまいよ。そしてスピード感もある。メラニー グリフィスとの共演は、これより 8年前、『ラブ アフェアー』、更に15年さかのぼる『ナイトムーブス』と 今回で三度目。しかも三度とも、カップルの役。共演ごとに、成長するふたりが、今回は キャリアを深め 本物の大人の役で共演、いいよ!。
ユダヤ人、どろぼう、ジャンキー(ヘロイン常習)。田舎がきらい。
刹那主義的な生き方に昔、シドを巻き込み、今、若い二人を巻き込もうとしている・・・。
Sid
シド
MELANIE GRIFFITH メラニー・グリフィス 
メルと今日まで来た事に、後戻りする気もないし、いまさら進むだけ。と腹をくくって芯のあるカッコイイ女を演じて、ほんとにカッコイイ!!。
こんな風に、ちょっと外れた女をやる方が、グリフィスには 似合うように思うのです・・・。
23年前、『ナイトムーブス』でウッズをボーイフレンドとして共演したのは、10代。初々しい姿を見る事が出来ます。その後 『ラブ アフェアー』では、ウッズを相手役に、男女の駆け引きを 「おんな」として演じています。そしてこの作品が、三度目の共演。ハイトーンの甘い声は、変わってない。
メルの女、ジャンキー。買物好き。冷静。
Bobbie
ボビー
VINCENT KARTHEISER ヴィンセント・カーシーザー 
少しの時間に、成長を見せるボビーを初々しく好演!いいんじゃない?メルみたいに なるなよ!と駆けていく背中に叫んでやりたいね。
不良。学校にも行かず、こそどろをしながらのその日暮し。
Rosie
ロージー
NATASHA GREGSON WAGNER ナターシャ・グレッグソン・ワーグナー 
ナタリー ウッドの娘だそうで、そう言われれば似ているムードが、あるような気もします。不安な気持ちをいだくにしては、少々お姉さん過ぎるかも・・・もう少し「世間知らずな幼さ」のある子だったら・・・・・とも思うのですが・・・ポワッとしたムードはよかったけどね。
最近、『アリー・マイ・ラブ』で見かけたけど・・・出てたよね?!
ボビーのガールフレンド。
Reverend
クック牧師
JAMES OTIS ジェームズ・オティス
ワルなのか、いいヤツなのか?かすかにいいヤツっぽい役。
ガンディーラー。神の教えを説きながら、銃を売る。
Danny
ダニー
BRANDEN WILLIAMS ブランダン・ウィリアムス
メイの甥、ボビーの友達。
Clem
クレム
BRENTO BRISCOE ブレント・ブリスコー
Ty
タイ
PETER SARSGAARD ピーター・サースガード
Richard Johnson
リチャード ジョンソン
PAUL HIPP ポール・ヒップ
宝石店主人。
Bonnie Johnson
ボニー ジョンソン
KIM FLOWERS キム・フラワーズ
リチャードの妻。
Phill
フィル
JOHN GATINS
Clarense Carter
クラレンス カーター
CLARENCE CARTER (本人) クラレンス・カーター 
本人の役に本人がなって、自分の歌唄って、いいねぇ。
クラブのバンドマスター、黒人歌手。
Jewels
ジュエルズ
LOU DIAMOND PHILLIPS ルー・ダイヤモンド・フィリップス
なんと、お化粧をしての登場は、ルー・ダイヤモンド・フィリップス!目を疑った人も多いのではないのかな。しかも 「uncredited」 表示、パンフレットには彼の名前も 役名さえ載ってない。なぜ?ゲイの役だから?・・・で、ここに載せちゃっていいのだろうか?・・・
でも、なかなか似合っていてそれらしくいけてる!☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(Thanks to bop)
ゲイ、ゲイ専門のバーを経営。裏では、やばくておいしい仕事?の斡旋もする。その昔メルとも関係があったような、なかったような・・・。











STAFF
Casting Directer JOHN PAPSIDERA c.s.a. ジョン・パプシデラ
Music Supervisors HOWERD PAAR ハワード・パール
ROBIN URDANG ロビン・アーダング
Costume Designer KATHRYN MORRISON キャサリン・モリソン
彼女、ウッズの別れた女房だったって、もう知ってるよね。
『サルバドル』で、衣装を担当してから 『運命に燃えて』『ウェストン家の奇蹟』
『KILLER』、そして 今回とけっこう かかわってるよね。
Film Editor LUIS COLINA ルイス・コリーナ
Production Designer AARON OSBORNE アーロン・オズボーン
Director of Photography ERIC EDWARDS エリック・エドワーズ
Co−Producer SCOTT SHIFFMAN スコット・シフマン
based on The Book by
-原作情報-
EDDIE LITTLE エディー・リトル
Produced by STEPHEN CHIN スティーブン・チン
LARRY CLARK ラリー・クラーク
JAMES WOODS ジェームズ・ウッズ
ウッズ、『ザ コップ』以来のプロデュース参加です。
Written by CHRISTOPHER LANDON クリストファー・ランドン
STEPHEN CHIN スティーブン・チン
Directed by LARRY CLARK ラリー・クラーク
本来は写真家。映画は2作目だそうです。














 SONG (抜粋)
Title
Performer
 LOOKING FOR A FOX CLARENCE CARTER クラレンス・カーター
IF I LOSE YOUR LOVE
SAM MOORE サム・ムーア
  EVERY GRAIN OF SAND BOB DYLAN ボブ・ディラン
I CAN’T SEE MYSELF CLARENCE CARTER クラレンス・カーター
















おまけ

この作品、実は ウッズの弟マイケルが、チョイ役で出演してます。

ストーリーはじめ、鼻血に気付いたボビーが、鏡で自分の顔を見るシーン。

鏡を覗きこむボビーが、「鼻血」でふと思い出してしまう 記憶。
回想シーン、殴られ倒れる女、(たぶんボビーの母。)
殴った男は、次に少年をつかむ!(たぶん、少年はボビー本人)
そして、投げ飛ばす・・・・・。(男はたぶん、ボビーの父、あるいは母の男。)
この、投げ飛ばすデカイ男こそ、ウッズの弟、マイケル・ジェフリー・ウッズ です!!

やっぱ おでこは、兄貴のウッズと同じ!
しかし、ショックなくらいのヤンキーおっさん体型。ウッズより 10歳若いはずなのに・・・
ありのままなのか、この一瞬のための役作りか?・・・・・。
本人に聞いてみたいよ。
とにかく このシーンは、チェックしてね!
(だけど・・・マイケルの本職は、何なのかな?調べみるね。)

現在、弟のマイケルは、どこかの「市長」に立候補しているらしいよ。
兄貴の知名度で 票を集めるつもりかな!?
















クイズ

グリフィス演じるシドが、ウッズ演じるメルと付き合い始まる前に、
付き合っていた男がいます。
その男の名前は、何というでしょうか。





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正解者の中から抽選で、素敵な賞品があたるかもしれない。
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