第1回 ガイダンス
1.データベースシステムとは
前期のデータベースⅠでは、表計算ソフトを通してデータベースの基礎概念を学んだ。後期は、Accessを中心に講義と演習を行う。AccessとExcelの大きな違いは、Excelは、データや計算方法、印刷イメージなどすべてをデータシートで定義することに対し、Accessではデータを格納するテーブル、それを抽出・計算するクエリ、印刷イメージを定義するレポートと分離して保持する点である。
後期の前半には、はじめにデータベースの概念を理解して、Accessの基本操作を演習で行う。その後、実務をイメージして、データベースの構築を学ぶ。簡単なテーブルの作成を通して、データベース作成の基本をマスタする。さらに検索処理を利用したシステムを構築するところからスタートして、サブフォームを伴ったフォームなど発展的なデータベースを作成する。
後半には、リレーショナルデータベースを定義・操作・管理するための言語「構造化問合せ言語」SQLの文法を基本から学ぶ。
演習の例としては、商品検索システム、書籍管理システム、販売管理システムなどがある。
2.教科書
西潤史郎 著 山田祥寛 (監修) 『データ分析・活用 SQL入門』 ソシム株式会社 2019年
上記の指定教科書を使用する。
3.参考書
1.大園 博美著 『図解入門 よくわかる最新&次世代データベースの基本と仕組み―データベースの基本概念からファイル編成・SQLまで』 秀和システム 2001年
2.矢野 まどか著 『Accessで学ぶ SQLとデータベースの基礎』 MYCOM 2002年
4.講義内容
左側に後期全般の講義内容が掲載してある。但し、授業の進行により、変更することもある。
5.履修上の注意
講義中心の授業と、演習中心の授業を交互に実施する予定である。
6.成績評価の方法
出席状況、提出課題と試験の総合評価