第2回 データベースシステムの機能概要

※配布物:資料1部
 提出課題:あり

1.データベースソフト(DBMS:DataBase Management System)

 データベースとは、文章・数値・図形・その他のデータの集まりから、検索することを目的に構築したデータ群をいう。検索とは条件に合うデータを取り出すことであり、データベースを検索できるよう構造化され、蓄積されている。データベースにアクセスし、データを検索したりデータを追加したりするソフトを、データベース管理システムという。

2.データベース管理システム(DBMS)の概念

企業などで利用されているデータベース管理システムは、次のような形態をとる。

3.ファイル構造

 汎用コンピュータなどでは、ファイルは規則的なデータ構造を取る。レコードという同じ形式のデータが集まってファイルができている。さらにレコードの中の、それぞれの項目をフィールドという。パソコンのデータベースソフトなどもこのデータ構造でファイルが保存される。

4.ACCESS

 Accessとは、リレーショナルデータベース・ソフトである。「リレーショナル」とは、データとデータを関連付けることで、その「データベース」とは、データを管理している表を指す。

5.オブジェクト

 Accessには、いろいろなことを処理するためのツールが用意されている。そのツールのことを「オブジェクト」と呼ぶ。


〇Accessには、7つのオブジェクトが用意されている
 
・テーブル データを格納しておく場所 (データ構造を作成する機能、データを保存機能)
・クエリ  データを抽出したり加工したりするツール (問い合せ機能)
・フォーム  画面上でデータの入力を行ったり参照したりするツール
       (データベースの正確な入力やチェック機能)
・レポート 主に印刷をするためのツール(レポート、グラフ表示機能、集計機能もある)
・ページ  インターネット上でデータを利用するためのツール
・マクロ  処理を自動化するための命令を管理するツール
・モジュール マクロ以上に高度な処理をする(システムを構築する)ツール

6.テーブルとクエリの違い

1.テーブル
 ・データの保存ができる
 ・フィールド間の演算ができない

2.クエリ
 ・データの保存はできない
 ・フィールド間の演算はできる

7.演習

1.Excel形式データをインポートする
2.選択フィルタ

3.クエリで目的のデータのみを取り出す

参考文献:世界国勢図会CD-ROM 2000国勢社

講義内容

第 1回 (9/16)
ガイダンス
第 2回 (9/23)
データベースシステムの機能概要
第 3回 (9/30)
データの正規化
第 4回 (10/7)
テーブルの操作
第 5回 (10/14)
フォーム、レポート、マクロの作成
第 6回 (10/28)
演習 商品検索システム(1)
授業出席
第 7回 (11/4)
演習 商品検索システム
第 8回 (11/ 11)
演習 商品検索システム
第 9回 (11/18)
演習 商品検索システム
第10回 (12/2)
SQL文の基礎1
第11回 (12/9)
SQL文の基礎2
第12回 (12/16)
SQL文の基礎3
第13回 (1/6)
マクロの利用1
第14回 (1/13)
マクロの利用2
第15回 (1/20)
復習