第3回 データの正規化
※配布物:資料1部
提出課題:あり
1.キー(Key)
・主キー(Primary
Key)
テーブルのレコードを特定することができるフィールドを「主キー」という。
→重複がない
・外部キー(Foreign Key)
異なるテーブルの共通するフィールド同士を関連づける為に必要なもの。主キーがあるテーブルの中のフィールドとその他のテーブルにあるそれを共通するフィールドを外部キーと言う。
関係データベースは、外部キーによって他のテーブル同士を関係付け、全体として一つのデータベースを構成している。→関係付けをリレーション(Relation)という
2.インデックス(Index)
データベースでは、大量のデータの中からデータを検索するとき、データを直接検索するのではなく、初めにあらかじめ作成しておいてたインデックスを検索することにより高速化を図っている。→検索時間を短縮する
3.テーブルの正規化
正規化は、決められた法則にしたがって、1つの表をいくつかの表に分割することで、テーブルの冗長性をなくし、データを管理しやすくする方法である。
1.非正規形(元データ)
一度も正規化がされていないデータを「非正規化データ」という。
「元になるデータ」テーブル
2.第1正規化
第1正規化は、繰り返し現れるフィールドを別テーブルにする。さらに、両テーブルに共通するフィールドを必ず付けておく。
「顧客」テーブル
「注文」テーブル
3.第2正規化
第2正規化は、主キーが1つのフィールドではなく、2つ以上のフィールドから構成されている場合、そのフィールドに関連する部分を別テーブルにする。
「商品」テーブル
「注文」テーブル
4.第3正規化
第3正規化では、主キーに属さないフィールドでも、手がかりとなるデータがあれば、データをわかり易くする為に別テーブルにする。また、他のテーブルの値で使ったデータ等重複するものは削除する。
「注文」テーブル
「担当者テーブル」
4.SQLの命令文(DDL)
・データ定義言語CREATE:新しいデータベースやテーブルなどのオブジェクトを定義する
JOIN:テーブル同士を結合する
DROP:定義したオブジェクトを削除する
ALTER:定義したオブジェクトの内容を変更する
TRUNCATE:データをすべて削除する