「息を重ねましょう」PV&ジャケ写ロケ地の旅
★ アプローチ&PV本編 ★

     

息を重ねましょう CDの発売に先行してこの曲のPVがDohhh UP!で公開されたのを見たときは色々な意味で衝撃が走りました。温かな癒しに溢れた詞、雄大な海を俯瞰で捉えたPV、そして吐息のようななっちの歌声。本当に一瞬でこの曲の世界に引き込まれて、この瞬間同時にロケ地の旅が始まりました。

 そしてフラゲから10日後、マケNはこの秋一番の大晦日並みに冷え込んだ寒風吹き荒ぶ鹿島灘の海岸に立っていました。『思ったより過酷なロケ地の旅で〜す。しばれるねぇ〜』と言ったかどうかは定かではありませんが、なっちと同じく強風に耐えながらの再現撮影が始まりました。

 それではそのときの様子を痛い写真…、いやキショい写真と共にご覧ください。
(ロケ地訪問日 2007.11.23,25)

ハロショ写真 この曲のロケ地についてはアコなっちツアーやCD発売記念イベントでなっち本人が何度も話しているので茨城の海岸のどこかであることは判っていますが、茨城の海岸といえば延々と砂浜が続く鹿島灘でその延長は約70kmに及びます。先行公開された本編からは手がかりになるものが何一つ見つからなかったので、後日発売になるシングルVのメイキング編に全てを賭けていました。
 一方、同じ頃ハロショで販売された写真に貴重な手がかりを見つけました。綺麗に整地された公園のような場所、奥に見える車止めのようなもの、さらにその先に見えている海。広い海岸の中でこのような場所はかなり限られてくるし、海岸と併走する道路からのアプローチが可能であることが伺えます。

二つの塔? PVをフラゲしてまずは本編を堪能した後メイキング編を目を皿のようにしてチェックします。ここでもこれといった目標は何も映ってなかったのですが僅かにヒントが見つかりました。なっちの後方にうっすらと見える2本の塔か背高の建物のようなもの。ほぼ真っ直ぐな海岸が続くこの地形の中でその方向に何かあるとすれば桟橋か突堤しかありません。
 これらのことと、撮影はなるべく近場でかつ短時間に済ませるために高速道路からそう遠くないところで行うだろうと予測して、条件に合う場所を Google Earth で探していくと捜査線上には鹿島港が浮かびます。まずはそこを目指して違ったら鹿島灘南端まで行き、それでもダメなら大洗方面へ海岸をひたすら走るつもりで未明の東京を出発しました。

 東関東自動車道を飛ばして無事に鹿嶋市に到着。市街をスルーして真っ直ぐに海岸を目指します。しかし辿り着いたその海岸はコンクリートで固められ消波ブロックが積み上げられた全く違う海でした。でもここではないことを確認できたことも収穫で、すぐに次の目標である鹿島灘南端の波崎港へ向かいます。

波崎海岸砂丘植物公園 海岸沿いの道を走りながら途中で車で浜へ入れそうな場所を見つける度に実際に行ってみますがオフロードバイクじゃないとこうは行きません。この辺りは風力発電の風車が数多く並んでいるのでロケ現場は逆に風車が無いところを探していきます。何度目かに浜へ出ると右手の海岸の先には終点の波崎港が見えてきました。そしてそこには2つの塔のようなものが見えていて、『これはいけるんじゃないの?』と現場に近づいていることを予感させます。

 さらに走ると左手に公園らしきものを発見。園内へ続く道を見た瞬間、この曲を初めて手にしたときのなっちじゃないけど『キタ、コレ!』と予感が確信に変わります。そして奥の駐車場まで進むと、目の前にはハロショ写真でなっちが微笑んでいたあの場所が待っていました。辿りついた場所は
波崎海岸砂丘植物公園。この季節はサーファーが駐車場代わりに来ている以外は近所の方が犬の散歩に訪れるくらいの寂しい場所ですが、春になれば色とりどりの花が咲く地元ではちょっとした名所のようです。

 それではさっそく再現撮影の開始です。正直この場所へ着くまでなっちの立ち位置は「大体この辺」ぐらいにしか判らないだろうと思ってましたが、意外なことからピンポイントで判ってしまいました。この枯れ草で覆われた斜面でどうやってその位置を特定できたのか? 報告は後のページで。

砂丘1(なっち) 砂丘1(マケN)

 ここからは時間との勝負です。お昼を過ぎてようやく暖かくなってきましたが、ボヤボヤしてるとあっという間に日が暮れてしまいます。

砂丘2(なっち) 砂丘2(マケN)

 セルフでの撮影は自分と背景との重なり具合が一番難しいんですが、このカットはクレーンから撮っているので斜面の下からだと三脚を目一杯伸ばしても高さが全然足りません。

砂丘3(なっち) 砂丘3(マケN)

クレーン無しで再現できるカットが限られているので本編分はこれだけです。(もう終わりかよ!)
右の写真は枯れ草の色をPVに少し近づけてみましたがまだだいぶ違いますねー。

ハロショ写真(なっち) ハロショ写真(マケN)

キショッ! お約束の痛い写真ですが今回は痛いを通り越して我ながらキモいッス…。
ちなみにこの写真は12回も取り直してその中でオリジナルに一番近づけた1枚ですが、逆立ちしてもなっちの微笑には近づけません…。

HOME NEXT
     


シングルCD「夢ならば」ジャケ写ロケ地の旅
ドラマ「ラストプレゼント」ロケ地の旅
写真集「出逢い」&DVD「卒業メモリアル」ロケ地の旅
PV「ふるさと」ロケ地の旅