引出@ 引出A 引出B 引出C 引出D 引出E 引出F 引出G 引出H
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■ノック練習の目的 ・身体能力の向上(敏捷性、柔軟性、持久力、ボディバランス、リズム感) ・目的毎の集中した練習ができるため、フォームの矯正や欠点の修正が可能 ・スピード向上ノックとスタミナ向上ノック、ダブルスのためのノック練習がある。
■共通事項 ・ノックには、手で投げるトスノックとラケットで打つラケットノックがある。 ・ラケットノックに自信がない場合は、トスノックも十分効率的なので選手の練習効率を高める方法 で実施する。 ・目安として、フィーダー1人に付き最大10名とする。(6〜7名が望ましい。) ・フィーダーは指導者でも良いが、出来るならフィーダーはノックを止めてまで、指示を出さないほう が良い。(ジュニアの中で上げられる者がいればフィーダーをやらせても良い。) ・シャトルは、カゴに入れ、たくさんあったほうが効率がよい。
・指導者が複数いる場合は、指導指針、方法、技術に関して意思統一をはかり、違うことを教えな いようにしなければならない。

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練習名
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ラケットノックによるクリヤー 1
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対象
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初級レベル
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目的
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オーバーヘッドストローク、クリヤーを覚える。
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着目点
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@正しいフォームで打つ。 Aなるべく早く落下点に入る。
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練習要領
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1ヒット交替で俊敏な行動とコミュニケーション、リズム感を練習するのでフィーダーはリズムを持ってフィードする。失敗するまで続けるられる目標回数を決めて実施する。協調性と集中力を養う。 @フィード Aヒット B「交替」 C列に戻る。 球拾いは、フィーダーにシャトルを渡す役目もある。
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注意点
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失敗しても決して、責めない。指導者は皆に失敗した理由を聞いて、教えてあげる姿勢と教わる姿勢を互いに育てていく。
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練習名
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ラケットノックによるクリヤー 2
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対象
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初級レベル
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目的
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オーバーヘッドストローク、クリヤーを覚える。
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着目点
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@正しいフォームで打つ。 Aなるべく早く落下点に入る。 B高く遠くへ飛ぶようになるまで実施する。
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練習要領
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@1セット10〜15回のノックを3〜5セット行う。 A本数を決めスタンバイ組みにカウントさせる。 Bリズムを持って、ノックをおこなう。 C慣れればフィーダーも拾って続ける。 D必要なら球拾いをつける。 人数が多い場合は、フィーダーを増やす。
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注意点
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コートに入っていない者でカウントしない者は素振りを実施させる。
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練習名
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ラケットノックによるドロップ
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対象
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初級レベル
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目的
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オーバーヘッドストローク、ドロップを覚える。
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着目点
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@クリヤーのフォームから手首を使わず打つ。 Aネットすれすれを狙って打てる距離感やチカ ラの入れ方を覚える。
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練習要領
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@1セット10〜15回のノックを3〜5セット行う。 A慣れてくると落とし込むポイントが一定になる のでフィーダーも拾って続ける。 B本数を決めスタンバイ組みにカウントさせる。 Cリズムを持って、ノックをおこなう。 D必要なら球拾いをつける。 人数が多い場合は、フィーダーを増やす。
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注意点
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ノックしていない者も他人を見学、観察させ、フォーム矯正や修正方法の助言ができるよう1セット終わらせたら意見交換や注意できる場を設ける。 (休憩も必要)
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練習名
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ラケットノックによるスマッシュ
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対象
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初級レベル
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目的
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オーバーヘッドストローク、スマッシュを覚える。
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着目点
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@クリヤーのフォームから打つが打点は少し前方。 Aスムーズな体重移動とコンパクトな振り。 Bスイングの前は、「タメ」を大きくする。 C次の準備(構え)を早くする。
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練習要領
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@1セット10〜15回のノックを3〜5セット行う。 A本数を決めスタンバイ組みにカウントさせる。 Bリズムを持って、ノックをおこなう。 C慣れればフィーダーも拾って続ける。 D必要なら球拾いをつける。 人数が多い場合は、フィーダーを増やす。
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注意点
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@球のスピードが速く怪我の恐れ(目)があるため フィーダーの位置を少しずらしても良い。 A全身を使うので体力の消耗が激しいので適当な インターバルをとって実施すること。
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練習名
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ラケットノックによるヘアピン
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対象
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初級レベル
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目的
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ヘアピンの形とシャトルコントロールの習得。
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着目点
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@正しいエントリー Aインパクト時のラケットワークと位置(高さ) B返球の頂点位置と距離感
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練習要領
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@1セット10〜15回のノックを3〜5セット行う。 Aショートサービスライン後方に立たせる。 Bレシーバーは1歩又は2歩のフットワークで ヘアピンを行い、インパクト後、元のポジショ ンへ速く戻る。 Cフィーダーは、トスでも良いが、なるべくラケ ットで打って返すようにする。 Dシャトルの飛び方とラケットの当て方の関係 を教える。 Eバックハンドで練習する。 Fインパクトする高さも上方から下方へと移動 して打たせる。
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注意点
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@必ずショートサービスラインの後ろからスタ ートさせ元の位置まで戻ることとする。 Aフィーダーが打ってから動くようにすること。
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練習名
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ラケットノックによるドライブ
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対象
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初級レベル
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目的
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ドライブのフォーム習得やスピードに慣れる。
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着目点
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@シャトルを浮かさない。 Aフライトはコート面と平行。 Bリストスタンドでコンパクトなスイング。 C上体、目線の変化を最小にする。 D打点は身体の前方。 E体重移動とラケットワークで肘から先を振る イメージでシャトルをはじくようなスイング。
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練習要領
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@1セット10〜15回のノックを3〜5セット行う。 Aジュニアのレベル(スピード感覚)に応じて、 位置を指示する。最初は、コート中央付近 から始め、スピードに対応できるようになっ てきたら前方へ進む(距離を縮める)。
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注意点
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@スイングが出来ない場合は、ラケットの先に1m程のナイロン紐を縛り、垂れ下がらないようにラケットを振らせ、手首の返しやラケット運びを習得させる。
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練習名
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ショートサービス
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対象
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初級レベル
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目的
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ショートサービス(フォア、バックハンド)
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着目点
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@シャトルを浮かさない。 Aフォームを一定にする。 B98%以上のの成功率。 C肘の位置(フォア)やオーバーウエストになら ない高めの位置(バック)を教える。
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練習要領
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@図のようにコート内に3名同時に行っても良 い。 A20〜30本1セットで3〜5セット実施。 B片側が終了すると今度は球拾い側が実施 する。 C指導者は、1人1人のフォームや方法を
チェックし、助言する。 D時間は20〜30分。 E必要なら目標物(カゴなど)をおいて実施。
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注意点
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@オーバーウエスト、フォルトについて教え 安定したフライトになるよう指導する。 A打つのではなく、シャトルを押し出すように する。(並進運動)
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練習名
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ロングサービス
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対象
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初級レベル
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目的
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ロングサービス(フォア)とドライブサービス(バックハンド)を習得する。
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着目点
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@腕とラケットが1本の棒のように振りぬく。 Aロングは、高く上げ、コーナーを狙う。 Bフォロースルーは十分に行う。 Cドライブサービスは、低い弾道で速く、相手 の利腕の片口を狙うかコースを狙う。
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練習要領
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@図のように4名同時に実施できる。 A20〜30本1セットを3〜5回実施する。 B球拾いと練習を交互に実施する。 C丁寧にコーナーに高く打ち込んでいく。 D必要なら目標物(カゴなと゛)をおいて実施。
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注意点
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@常に安定したフォームで打ち出せるよう正 しい体重移動とフォロースルーを十分にと るようにする。
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