畑に入れて土壌を活性化するための資材を『たい肥』と呼びます。 |
たい肥を施した畑では、微生物が大量に活動し、土壌はふかふかとして(団粒構造)作物にとって快適な生活空間?となります。
ただ、たい肥としての欠点は、比較的大量に投入する割には肥料的な効果が薄いということです。
その点、この『ボカシ』はたい肥の特徴に『肥料』としての役割をプラスさせた合理的な資材といえましょう。
作り方は以外に簡単です。
生ごみ生かそう会でも土をたくさん使 った『土ボカシ』を作っているので、 それを紹介します。
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切り返しはリフトにバケットを取り付けて |
用意するもの
@ 山 土 サバ土のようなミネラル豊富で雑菌の少ない土
A オカラ なるべく新鮮なもの
B 米ぬか なるべく新鮮なもの
C もみ殻 なるべく新しいもの
D 鶏ふん 生ふんでOK |
以上を
■山 土 :3
■オカラ :1
■米ぬか :1
■もみ殻 :1
■鶏ふん :0.5
の割合で用意
(すべて体積比) | |
手 順
@ | オカラ、米ぬか、もみ殻、鶏ふんを平坦な場所で混ぜあわせる。このとき、山積みにせず、薄く広げる感じにしておく |
A | 山土を@の上にかぶせる |
B | 全体をまんべんなく混ぜあわせる |
C | このとき、水分の調整をします。理想的には水分量を60%ほど(手で握って水分がにじむ程度)に。ホースで散水しながら水分補給します |
D | 雨水がかからないようにしておきます。保温、保湿、遮光のため、古カーペットをかぶせておくとよい |
E | ときどき、棒状温度計で検温。60℃以上を確認してください |
F | 10日ほど醗酵させてから、切り返しをします。このころには醗酵温度は50度前後に下がっています |
G | 切り返しは2回ほどおこないます。そのたびに水分の調整をします |
H | あとは、1ヶ月毎に切り返しをして、手順@から5〜6ヶ月後に完成 |
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