△L 朝日が昇り雪原を赤く照らす。 321Dより (2008.01)
△R 321Dの車内の様子
△L 名寄駅停車中のキハ54512。 (2008.01)
この列車の名寄着は7:46で、偶然だと思うが覚えやすい。名寄駅で列車番号が変わり4325Dとなる...お気づきだろうか、これで746という数字が2回登場した。
△R 4325Dの車内より。
△ 名寄駅で停車中の3320D、上り快速なよろ2号、旭川行き。キハ40726ほか (2008.01)
△ 4325Dと美深で交換する4324D、幌延発の名寄行きキハ54513 (2008.01)。
美深駅発車の様子。
△ 美深駅で交換する2台のキハ54 (2008.01)
気温が低いため、ディーゼルカーの排気が真っ白な湯気となって列車にまとわりつく。
真冬の仁宇布、そして帰路
稚内に向かう4325Dを美深駅で見送り、駅前からバスに乗り換えて仁宇布(にうぷ)へ向かう。時刻は8:16。この朝、美深駅前の温度表示は-21℃だった。
仁宇布には、国鉄美幸線(昭和60年に廃止)の線路や施設の一部(美深町所有)を借り受けて開業した
「NPO法人トロッコ王国美深」がある。国鉄時代には国内で1~2を争う赤字路線であった美幸線は、美深と北見枝幸を結ぶ鉄道として計画されたが、仁宇布-北見枝幸間が開業されないまま第一次特定地方交通線として廃止対象とされた。美幸線の廃止から13年目に、仁宇布に残された5kmほどの線路を活用して住民有志によって開業したのが「トロッコ王国」で、車両の製作・整備、線路の保守管理などを行い、この路線を来訪者 (入国者)に開放している。地域振興を目的に地道な活動を続け、遠方の市町村などからも見学者が訪れるという。
もちろん冬季は休業中でトロッコに乗ることは出来ないが、「王国」は深い雪とキリリと冷えた空気の中で存在感を示していた。
△L 国鉄美幸線を引き継いだ名士バス(美深-仁宇布線)。1日5往復運転、日曜は全便運休する (2008.01)
△R 真冬のトロッコ王国(もちろん冬季休業中) (2008.01)
この建物の奥には仁宇布駅のプラットホームと特急寝台電車の車両があるはずだが、 ふわふわの雪が深く積もっており小さなカンジキ程度の装備ではとてもたどり着けなかった。
△L トロッコ王国の受付窓口 (2008.01)
△R 雪に埋もれたトロッコ王国の線路(国鉄美幸線跡) (2008.01)
△ この日の宿泊先は「ファームイン・トント」 (2008.01)
仁宇布でたった1軒の宿。バスの到着時刻に合わせて、宿のご主人が車で迎えに来てくれた。こんな季節に訪れるのは私くらいなものではないかと思っていたのだが、さにあらず。この出会いはなかなか面白いので、別の機会に紹介したいと思う。
ファームイン・トントを経営する松山農場のホームページはこちら!
△ 翌朝、美深駅に戻るとラッセル装備のDE15が停車していた (2008.01)
△ 朝の美深駅でスーパー宗谷の到着を待つ (2008.01)
△ 雪煙を上げて美深駅に到着するスーパー宗谷2号札幌行き (2008.01)