Hello, this is Yos. / 線路端二居リマス

*

関東鉄道



目 次

- 常総線
 - 南水海道信号所と車両基地周辺
 - 水海道 - 三妻 - 石下 - 下妻 - 大宝 - 騰波ノ江 - 黒子 - 大田郷 - 下館
 - 常総線の車両
- 竜ヶ崎線
 - 佐貫 - 入地 - 竜ヶ崎

関東鉄道 常総線

 単行気動車が活躍する水海道以北の沿線風景を中心に、キハ100形の近況を織り交ぜて紹介します。



 関東鉄道常総線は、取手-下館間(51.1km)を結ぶ、軌間1067mmの非電化路線である。1913年に常総鉄道として、取手-下館間が開業した。近年宅地化が進んだ取手-水海道間は複線(1984年複線化)で、運行本数も多い。2両編成の気動車が、日中は1時間あたり4~5本、ラッシュ時は10本が運行される。一方、水海道以北は、水田、畑や果樹園の間を走る、田園風景に富んだ区間である。概ね、1時間あたり2本の列車が、単行気動車で運行されている。また、快速列車も設定されている。

 関鉄水海道車両基地、常総線の車両については、こちら:
 >> 関東鉄道 -水海道鉄道車両基地と常総線の車両-

南水海道信号所と車両基地周辺

 南水海道信号所は、1992年、水海道鉄道車両基地と同時に使用が開始された。
 (車両基地外から撮影)



△ キハ353ほか、水海道鉄道車両基地(2007.06)
 昼下がりの車両基地。この日は、検査上がりできれいに塗装されたキハ313+キハ314、キハ353+キハ354の2編成が留置されていた。



△ キハ313、水海道鉄道車両基地(2007.06)



△ キハ2302、取手行、南水海道信号所付近(2007.09)
 取手-水海道間には、2両編成の列車が運行されている。キハ0形、310形、350形、2100形、2300形が活躍する。

△ キハ2201、守谷行(快速)、南水海道信号所付近(2007.09)
 水海道-守谷間には下館からの単行快速列車も乗り入れるため、常総線で最も列車密度の高い区間となっている。線路脇にある短いプラットフォームは、ここで乗務員交代を行っていた頃の名残り。


△ キハ353、水海道鉄道車両基地(2007.06)
△ DD502、水海道鉄道車両基地(2007.06)



△ キハ2310水海道行(手前)とキハ2110取手行(奥)、南水海道信号所付近(2007.09)
 関鉄水海道鉄道車両基地横ですれ違う、上り・下りの列車。



△ キハ2106+キハ2105、取手行、南水海道信号所-水海道(2007.09)
 水海道から取手に向かい、市街地から水田地帯へと景色が変わるあたり。

△ キハ3518+キハ3517、取手行、南水海道信号所付近(2007.09)
 車両基地への渡り線付近を通過。映画撮影のため青色に塗られている。遠くにうっすらと見える山は筑波山。



△ キハ004+キハ003、取手行、南水海道信号所-水海道(2007.09)

△ キハ2307+キハ2308、水海道行、南水海道信号所-水海道(2007.09)


 

水海道


△ キハ2104、取手行、水海道駅付近(2008.03)
 水海道駅南側の跨線橋から撮影。写真のキハ2104は、行き先を示す方向幕が特徴のキハ2100形1次車。
 水海道駅は、単式・島色複合の2面3線ホームを持ち、写真の左側から1、2、3番線となっている。この写真は、1番線の下館行き単行列車が発車待ち、3番線に下館からの列車(キハ101)が到着し、それに接続した取手行きが2番線から発車したところ。この後、3番線のキハ101は、回送列車として車両基地に帰って行く(下の写真)。



△ キハ101、回送、水海道駅(2008.03)
 水海道-下館間の運転を終えて、車両基地へ回送される列車。若葉が出たアカメモチの垣根が美しい。以前、駅の東側(写真右手)には、水海道機関区があった。



△L キハ2201、水海道鉄道車両基地への回送列車、水海道駅(2008.03)
△R キハ2103、水海道行、南水海道信号所-水海道(2008.03)



△L キハ2104、水海道行、水海道駅(2008.03)、2番線に入線する水海道止まりの列車。折り返し、取手行となる。
△R 工事用車両、水海道駅(2008.03)


三妻


△L キハ101、下館行、三妻駅(2007.09)、三妻駅に到着。
△R キハ101、下館行、三妻駅(2007.09)、交換するのはキハ2203、守谷行



△ キハ101、下館行、三妻-南石下(2008.06)、麦秋の関東平野を行く。


石下


△ キハ2402、水海道行、石下駅の跨線橋より (2007.09)



△L キハ2204、下館行、石下-玉村(2007.09)
 秋の夕方の日差しを浴びて、水田地帯を下館へ向かう列車。


宗道


△ キハ2406、下館行、宗道駅にて(2008.03)、キハ101の運転時刻に合わせて宗道駅を訪ねると、やってきたのは増備されたばかりのキハ2406だった。さては、新型車の増備でキハ100形の運用が無くなったかと思ったが、運転時刻が変わっただけで、ダイヤ改正後も水海道-下館間1往復は残っていた。



△ キハ2406、下館行、宗道駅にて(2008.03)
 宗道駅を出て下妻に向かう列車。キハ2406は、昨年増備された最新鋭の車両である。いずれは、キハ100の運用を置き換えることになるのだろう。


下妻


△ キハ101、下館行、下妻-大宝(2008.06)
 このあたりから眺める筑波山は、大きく形も整っている。稲が育ち、水面が見えなくなってきた。



△L キハ2402、水海道行、下妻-大宝(2008.06)、下妻-大宝間ある大きなカーブの外側から。 背景は大宝の集落。
△R キハ2204、下館行、下妻-大宝(2008.06)、大宝駅の場内信号機付近を行く下り列車。



△ キハ2404、水海道行、下妻-大宝(2008.06)
 このあたり、道路端には季節の花々がきれいに咲いている。



△ キハ101、水海道行、下妻-大宝(2008.06)
 カーブを抜け、ここから下妻に向けて登坂が始まる。


大宝

 大宝駅では、平成19年10月20日から平成20年3月5日までの予定で、列車交換のための設備と下り線プラットフォームの増設工事が行われ、それまでの1面1線から2面2線へと大きく様変わりした。交換設備と下り線ホームは、平成20年3月15日のダイヤ改正の少し前から使用が開始されたようだ。ちょうど工事を挟んで前後の様子が、写真に記録されている。


△ キハ2404、下館行、大宝駅より(2007.10)
 どんより曇った体育の日、撮影日和というにはほど遠い天気だったが。 築堤を上り大宝駅に向かう列車を、糸繰川橋梁越しに大宝駅ホームから撮影。



△ キハ2201、水海道行、大宝駅にて(2007.10)
 大宝駅を発車する上り列車。辺りは暗く、室内灯に照らされた車内が明るい。駅の東側に隣接した小高い丘には大宝城址と大宝八幡宮があり、常緑樹が鬱蒼と茂っている。
 この写真は、交換設備設置工事が始まる前の姿である。 次に行ったとき(3週間後)は既に工事が始まっており、下り線設置位置の草が刈られ、あたりには建設資材が積まれていた。



△ キハ2202、水海道行、大宝-騰波ノ江(2007.10)
 晩秋の弱い光の中を、大宝駅に向かう列車。荒れ地ではススキの穂が揺れていた。
 背景の森は大宝城址で、線路を挟んだ反対側には、糸繰川の低地に水田が広がっている。



△L キハ101、下館行、大宝-騰波ノ江(2007.10)
 大宝駅を後に、直線の低い築堤区間を走行する。ここから先、騰波ノ江に向かい、梨畑の中を登って行く。
△R キハ2402、下館行、大宝駅にて(2007.10)
 日没が近づき、薄い雲の下から夕日が照らす。景色が赤い光に染まる。大宝駅周辺では、交換設備の設置工事が始まっていた。信号機を取り付けるポールが立ち、構内の配線を収納するピットなどが設置され始めていた。



△L キハ2201、水海道行、大宝駅にて(2008.06)
 交換設備設置工事によって、下り線ホームが増設された。ホームの嵩上げと同時にバリアフリー化も実施され、だいぶ雰囲気が変わった。
△R 大宝駅に停車中のキハ101(2008.06)



△ キハ2403、下館行、大宝駅より(2008.03)
 新設された大宝駅下り線ホームより、騰波ノ江方面を望む。ポイント周辺のバラスが新しい。梅の木の横を通過する列車を後追い。



△ キハ2403、水海道行、大宝-騰波ノ江(2008.03)
 大宝ー騰波ノ江間には、短い区間ながら高い築堤がある。雑木林や梨畑の中を行く、季節感にあふれた区間。



△L キハ101、水海道行、大宝-騰波ノ江(2008.03)
△R キハ2203、水海道行、大宝-騰波ノ江(2008.03)
 手前の芝畑は、まだ冬枯れていた。線路の向こうには梨園が広がる。



△ 水海道行、大宝-騰波ノ江(2008.04)
 梨の花が咲いた。雑木林も芽吹き、気持ちよい季節を迎えた。梨畑は、一斉に白い花が咲く物だと思っていたが、行ってみると様子が違い、真っ白な所と全く咲いていないところとがパッチ状になっていた。農家の人から教わった話では、梨の花は収穫時期が遅い種類から逆順に咲き始めるとのこと。この辺りで一番早く咲いたのは、「新高」という種類だった。



△ キハ101、水海道行、大宝-騰波ノ江(2008.06)
 大宝八幡宮の森を背景に、去年の枯れ草と新緑が交錯するヨシ原を抜け、大宝駅に向かう列車。



△ 関東鉄道常総線、キハ101、下館行、大宝-騰波ノ江(2008.10)
 秋の透き通った日差しを浴びて、セイタカアワダチソウとススキの穂が輝いていた。


騰波ノ江

 関東の駅百選に選ばれた騰波ノ江駅の駅舎について、関東鉄道のwebページで「老朽化に伴い、騰波ノ江駅改修を平成20年7月から行う」とアナウンスされた。映画撮影にも使われた駅舎だが、裏に回ると確かに相当傷んでいる。今後の動向が注目される。
 改修前の騰波ノ江駅の様子をまとめてみた。


△ 騰波ノ江駅(2008.04)



△ 騰波ノ江駅(2008.04)、駅舎内(L)と出札口(R)の様子



△ 騰波ノ江駅(2008.04)、駅舎内の様子



△ 騰波ノ江駅(2008.04)、改札口と名所案内標



△ 騰波ノ江駅(2008.04)、駅舎に掲げられた関東の駅百選認定書



△ 騰波ノ江駅(2008.04)、上り線ホームと駅舎  騰波ノ江駅で交換するキハ2403(下館行)とキハ2404(水海道行)



△ 騰波ノ江駅(2008.04)、上り線ホームと駅舎



△L キハ2404、下館行、騰波ノ江-黒子(2008.04)、それほど大規模ではないが、球根を生産する農家があるようだ。踏切脇の小さなスイセン畑から。
△R キハ2406、下館行、騰波ノ江-黒子(2008.04)、ハナモモも花盛り。


黒子


△ キハ101、取手行、黒子-大田郷(2008.03)
 大田郷から黒子にかけては、畑作地帯が広がる。この日は明るい曇り空で、普段は午後から日陰になる車体東側の側面も暗くならず、珍しく良い色の写真が撮れた。



△ キハ102(R) 下館行、 キハ2405(L)水海道行、黒子駅(2008.04)
 桜は二分咲き、天気はいまいち。こういう日の旧常総筑波色は、写真の雰囲気をますます暗くする。



△L キハ102、下館行、黒子-大田郷(2008.04)
△R キハ2403、黒子駅(2008.04)



△L キハ2402、水海道行、黒子駅(2008.04)
△R 黒子駅(2008.04)



△ キハ2403、下館行、黒子駅 (2008.04)
 黒子駅には、バラストをホッパー車に積み込むための施設(スロープ)があり、その上から構内を俯瞰できる。



△ キハ2406(L) 下館行、キハ101(R) 水海道行きの交換、黒子駅(2008.04)
 排気を吹き上げほぼ同時に発車する上り・下りの列車。駅舎は改築されてしまったが、黒子駅はなかなか良い雰囲気を残している。



△ 黒子駅(2008.04)
 下り線ホームの駅名標、距離標と桜の大木。



△ キハ101、水海道行、黒子駅(2008.04)
 桜の花はまだ残っていたが、葉が出始めて色が変わってしまった。残念ながら一番きれいな時期は逃してしまったようだ。


大田郷


△ キハ2406、水海道行、大田郷駅にて(2008.10)



△ キハ101、水海道行、大田郷-下館(2008.03)
 低い山並みと下館市街地をバックに、水海道に向かう列車。強い日差しを受け、陽炎で遠景がぼやける。沿線は菜の花が盛りだった。



△ キハ2203、下館行、大田郷-下館(2008.10)
 満開のソバ畑を行く。



△L キハ2201、水海道行、大田郷-下館(2008.03)
 小貝川の支流、大谷川を渡る。このあたりまで来ると水戸線の列車の音が聞こえ、下館駅までもそう遠くない。
△R キハ101、水海道行、大田郷-下館(2008.03)
 緑色を増した麦畑に向かって緩い坂を登る。


関東鉄道 竜ヶ崎線

入地


△ 入地-竜ヶ崎、キハ2001、竜ヶ崎行 (2002.07)



△ 入地-竜ヶ崎、キハ2001、竜ヶ崎行 (2002.07)



△ 入地-竜ヶ崎 (2002.07)