第12回 SQLの基礎 3

※配布物:資料1部
 提出課題:あり

1.複数条件にレコードを抽出

WHERE句に論理演算子(And,Or,Xor,Not)で条件式を結び。

例:SELECT 顧客コード,顧客名 FROM T_顧客 WHERE ランク='A' Xor 都道府県='東京都';

2.条件範囲を指定してレコードを抽出

例:SELECT 商品コード, 数量, 単価, 数量*単価 AS 金額 FROM T_売上げ明細
WHERE 数量*単価 Between 1000000 And 2000000 ORDER BY 数量*単価 DESC;

AND演算子、OR演算子は、複数の条件が必要なときに「条件」と「条件」の間に入れて使う。

3.いずれかの値に合致するレコードを抽出

例:SELECT * FROM T_売上げ明細 WHERE 数量 In(10,20,30);

WHERE句にOr演算子で記述する方法もあるが、ここではIn演算子を使う方法でおこなう。

4.フィールドの値を計算する

例:SELECT 商品コード,数量*単価 AS 金額合計 FROM T_売上げ明細;

5.重複データを表示しない

例:SELECT DISTINCT 商品コード FROM T_売上げ明細;

重複するデータを表示しないようにするにはDISTINCT句を使う。

6.レコードを集計する

例: SELECT '売上総計' AS 計,Sum(数量*単価) AS 金額合計 FROM T_売上げ明細;

7.レコードをグループ化する

例:SELECT 商品コード, Sum(数量) AS 合計数量 FROM T_売上げ明細
GROUP BY 商品コード
HAVING Sum(数量) >=50;

8.サブクエリ(副問い合わせ)

WHERE句の条件の中にSELECT文を使うことができる。これを「副問い合わせ」、または「サブクエリ(sub query)」という。

例 サブクエリが複数個の値を返す場合

SELECT * FROM T_売上げ
WHERE 顧客コード = ANY (SELECT 顧客コード FROM T_顧客 WHERE ランク='A');

講義内容

第 1回 (9/17)
ガイダンス
第 2回 (9/24)
データベースシステムの機能概要
第 3回 (10/1)
データの正規化
第 4回 (10/8)
テーブルの操作
第 5回 (10/15)
フォーム、レポート、マクロの作成
第 6回 (10/29)
演習 商品検索システム(1)
第 7回 (11/5)
演習 商品検索システム(2)
第 8回 (11/ 12)
演習 商品検索システム(3)
第 9回 (11/19)
演習 商品検索システム(4)
第10回 (11/26)
SQL文の基礎1
第11回 (12/3)
SQL文の基礎2
第12回 (12/10)
SQL文の基礎3
第13回 (12/17)
マクロの利用1
第14回 (1/7)
マクロの利用2
第15回 (1/14)
復習
授業出席