| エッセーはどうすればいいのでしょう？ | 難しい質問です。まず、学習を進める上ではエッセーの問題と解答を読むことで、その単元の重要テーマがわかる、というのがあります。エッセーを十分に理解されていかれると、MCが簡単に解けるようになります。財務会計については、最終的に各スケジュール（バランスシートの各要素から、ディファードタックス、パーセンテージオブコンプレッションなど、とにかく表）を書けるようになるつもりで勉強されると、数字がどこからどこへ流れて行くのかが分かると思います。 さて、試験会場で書くためには、という点ですが、英文を書ける能力と、試験内容に関する知識があるということは、とりあえず分けて考えましょう。知識はないと話になりません。だからここでは答えない。 英文については文章の構成力も採点対象に含まれますが、配点として大きくはありませんので英文を書くための訓練と知識を身につけることとでは後者を優先すべきです。書けない人は、シンプルな、結論と理由がはっきりわかる文を書くことです。結論はこうである。なぜなら、こういう状況があって、こうして、こうなったから、これが適用される。だから、こうなる。くらいの答えで構わないと思います。まず結論から書くこと。アメリカ留学経験者の書いたコラムのようなもので、満足に英文が書けないので、ほとんど箇条書きのようなレポートを提出したら、予想外に高い評価を得られてびっくりし、驚いて教授に理由を聞いてみたら、「シンプルで分かりやすくていい」と言われた、という話を読んだことがあります。書けないものは仕方がないので、せめて何を書いたのか、採点者に内容を分かってもらいやすい書き方を心掛けるしかないでしょう。間違いならまだしも、何を書いてるのか意味不明では書いた意味が無い。 |
| エッセーの勉強法がわかりません。 | では逆にこちらから問います。MCの勉強法は、わかってらっしゃいますか？ そんなのただ解けばいいだけじゃないか、とおっしゃるのでしたら、エッセーも同じことです。過去問を読んで、書けばいい。 それでは答えになってないって？ なぜですか？ あなたは何度もMCを解くという勉強方法を採用することで、MCは解けるようになったのではないのですか？ エッセーでも同じ方法を採ればいいのではないですか？ それではダメだから、こういう質問をするのだ、とおっしゃるかも知れません。でしたら、本当の答えを返します。問題を解く、という勉強方法そのものが間違っているんです。きちんとWileyなりGleimなりの問題の前の内容解説部分に目を通されたでしょうか？ それを読まずにただMCだけを解いているから、MCの解法は覚えているから解けるが、エッセーが書けない、というのでは？ あなたに時間があり余っておられるのなら、問題を解くという非効率的な勉強方法でいいですが、そうでないなら、解説部分を読んで、それから問題を解くようにするほうが効率的で、効果的です（闇雲に問題を何度も解くより、合理的に成果を期待できる）。エッセーの勉強をすればMCの正解率が上がるといいましたが、理解が伴う勉強に裏打ちされた結果として、そうなるのです。 |
| 何かいい日本語参考書はありますか？ | もう売られていないかもしれませんが、税法で「最新アメリカ税金の基礎知識」（大島襄氏作、発行-未来文化社、発売-里文出版、1998年、1,800円）。Taxの入門書です。財務会計では、日本語と英文簿記の基礎をAASで学んだ関係で、小島義輝先生の本は揃えています。「アメリカビジネス法」は買いましたが、日本語の意味がわかりませんでした。Wileyのほうがまだわかりやすいくらいだった。「SASの読み方」は使ってないので、何ともいえません。要らないと思いますが。それ以外に、97年11月受験日記に出てくる、Bar EXAM用のチャート。あれは、セールスとかコントラクトとか、分野ごとにA4見開き裏表4ページでまとまっているんですが、実感としては、あれを覚えておけば、商法はほぼ完璧に対応できます。もちろんCPA用ではないので、ちょっと違う点もありますが。商法ではそれ以外にビジネスパーソン向けに英文契約書の作り方読み方などを説明している書籍も役立つかと思います。普通の辞書には載っていないLegal termの意味に加え、契約書のその背景にあるアメリカ法、ビジネス常識について門外漢向けに書かれているものがあります。 最近は、さまざまなCPA試験対策用日本語テキストが出版されてます。が、試験が英語で出題され英語で答えなければならない以上、日本語の参考書メインで勉強するのは遠回りであり、しかも危険です。あくまで参考扱いにとどめるべきです。 |
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